内容説明
一本の傘がつなぐ、はじまりの物語。ある雨の日、壊れたビニール傘を手にコンビニの軒先で立ち往生していると―(『はじまりを告げる音』)。ある日郵便ポストを開いたら、そこには生きてしゃべる生首がいた。その日から無駄に爽やかなイケメン生首との奇妙な同居生活が始まっていた(『ちょっと身体と喧嘩しまして』)。現実から逃げて来た少年が訪れた、幼い頃の思い出が詰まった水族館。その最奥の大水槽には“幻想的な青”を泳ぐ人魚がいた(『アクアリウムマーメイド』)。ある日、楽器店の店頭に貼られたポスターを見た青年は、意を決して店内へと足を踏み入れる。たった一つの思いを胸に秘めて…(『ひと夏のソプラノを、君と』)。私の初恋は、芽生えたときすでに失恋でした。そして、このくすぶる思いはいつまでも心の中に残っているはずだった(『花火はどこへ消えたのでしょう』)。彼女と会おうと思ったきっかけは―「ミスマッチング率100%」というAIからの忠告。果たして、人の心はAIで測れるものなのだろうか?(『君との恋愛に占める相性の割合』)。凛とした佇まい、大人な気づかい…入学式で見かけた先輩に私は恋をしました。そして、速攻で彼のアカウントをフォローしにいきました!(『恋に落ちた私は、彼のフォロワーになった』)。
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