開かれる国家―境界なき時代の法と政治

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開かれる国家―境界なき時代の法と政治

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784046538925
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0304

出版社内容情報

インターネットによるグローバル化によって、「国家」を超えたつながりをもてるようになった現代。境界のない世界において、国家はどうなるのか。国と国、個人と個人、国と個人の「境界」の問題について考えていく。

内容説明

情報技術革命のグローバルな進展により、国家、企業、家族などあらゆるレベルにおいて、従来の境界が無効になった現代。求められる国家像と新しい生き方とは。気鋭の論客たちが、境界なきこの世界における政治、経済、憲法のあり方を論じていく。

目次

第1部 なめらかな世界への夢(開かれた国家;なめらかな社会の政治システム;創発する民主主義)
第2部 溶解する境界(サイバー・スペースと民主主義;データ駆動型政治―「人」から「データ」へ:情報化が切り開く「新たな理性」と感情的動員)
第3部 リバタリアニズムと国家(グローバル経済の隠された中心―タックスヘイブンをめぐる攻防;情報社会とハクティビズム―環境管理型権力を利用するハッカー;情報時代の憲法)

著者等紹介

東浩紀[アズマヒロキ]
思想家、ゲンロン代表。1971年生まれ。東京大学教養学部教養学科在学中の1993年から文筆活動を始め、「ソルジェニーツィン試論」を発表。東京大学客員助教授、早稲田大学教授、東京工業大学特任教授など歴難。2004年国際大学グローバル・コミュニケーション・センター東浩紀研究室にて「ised情報社会の倫理と設計についての学際的研究」を立ち上げ、情報社会に関する研究にも取り組む。著書『存在論的、郵便的』(新潮社)で1999年度サントリー学芸賞受賞、2010年小説『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社)で三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イノ

7
ネットと政治の関係。時間をかけて読み進めたから殆ど内容を忘れたが規制の強い中国がアマゾン、グーグルなどグローバル企業に進出されず 強い国家のまま独自のネット文化が出来上がっているのが皮肉なところ。2017/07/15

チェコ

4
読み直すかも。難しかった…2017/04/30

HALI_HALI

3
ネットでヒト、モノ、情報が境界をなくす現代。米国や欧州各国に近年見られる保守主義の台頭という反動があるものの、国家という境界が薄れる方向性に変わりはない。本書では国家間の経済活動という境界が消えた一方、政治の境界が今後どうなるかに関して様々な意見が述べられている。SNSの台頭で世界中の人々が繋がった一方、同じ趣向のグループに遍在化される側面がある事の指摘。また、独自の歴史や文化に多分に影響を受けた各国の政治運営が、世界が繋がるにつれより普遍的な人類の権利に重きを置くべき、という主張など、興味深い内容。2017/03/27

Hiroki Nishizumi

2
勉強になった。筆者に学者が多く用語解説的なところが否めないが、曖昧だった概念が整理された。役立ちそうだ。シグモイド関数、プライバシーと透明性の違い、安心と信頼の区別、社会的カスケード、規律権力と生権力、、、2016/11/29

けにー

2
東浩紀監修で色々と論説を集めた感じ。なので何処かで読んだ感ある物も少なくないが並べて読んでみると何か見えてくるものも。他の巻も読んでみたい。てか全巻揃えて本箱に並べたい。(笑)2015/10/28

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