内容説明
夫の夢を支え続けた妻・神田真佐子の取材を中心に初のヨット日本一周の記録をたどる。昭和中期、夫の定年後に退職金を全て注ぎ込み旅にでる夫婦。それまでヨットに乗ったこともない二人は、失敗を繰り返しながらも、漁師をはじめ、海に生きる人たちに支えられ船をすすめる。人との関わり、人の生きかたを問いかける。
目次
第１章 「天の灯台」の少女
第２章 海に生きる人びと―四国一周
第３章 試練の海―本州一周の旅１
第４章 波のまにまに―本州一周の旅２ 日本海
第５章 苦い海―沖縄往復
第６章 ヨット、最果てを走る―北海道一周
終章 人の縁
著者等紹介
岡敬三［オカケイゾウ］
１９４３年倉敷市生まれ。立教大学法学部卒業後、（株）ヴァン・ヂャケット情報室長を経て起業家に転じ、ペンション・ブームの仕掛け人となる。リタイア後は海の文化史研究の傍ら、ヨット「きらきら丸」で日本周航をはじめ各地への巡航取材を続けている。所属：日本ペンクラブ、重須セーリングクラブ、酒のペンクラブなど（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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