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内容説明
ランドパワー、シーパワー、イスラム勢力圏。3グループに集約する世界。摩擦の裏側にある地政学的な要因。対立を乗り越えるための糸口とは?地政学から日中韓外交の真意が見える。
目次
第1章 地図から外交を発想する
第2章 世界の覇権を目指す中国
第3章 大陸のイニシアチブを狙う韓国
第4章 東へ舵を取るランドパワー国家ロシア
第5章 歩調を合わせる海洋国家グループ
第6章 ランドパワーの伏兵たち
第7章 日本がになう役割とは
著者等紹介
武貞秀士[タケサダヒデシ]
1949年神戸市生まれ。拓殖大学大学院国際協力学研究科特任教授、および東北アジア国際戦略研究所客員研究員。慶應義塾大学法学部卒業、同大大学院博士課程修了。防衛省の防衛研修所(現防衛研究所)に入所し、東アジア、なかでも朝鮮半島問題を研究する。在職中に韓国の延世大学へ留学し、その後米スタンフォード大学、ジョージワシントン大学に客員研究員として滞在。統括研究官などを経て2011年退職。11~13年、延世大学国際学部にて日本人初の専任教授に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビイーン
25
逆さ地図を眺めて見れば日本列島は近隣諸国の海洋進出を妨げている。北方領土、竹島の不法占拠や中国が尖閣諸島を執拗に狙っている理由は納得できる。そしてランドパワー中国の海洋進出、韓国のシーパワー同盟からの離反、北朝鮮の核武装など日本を取り巻く環境は戦争一歩手前じやないか。日本は平和だなんて昔話。2018/03/02
matsu04
7
昨今声高に叫ばれる中国の脅威とは具体的には何をもってそう主張されるのか、あるいは韓国・朴槿恵大統領の中国シフトの背景は何なのかなど、知っておかねばならないことだらけだ。2015/03/03
モモのすけ
4
「世界は動乱の時代を迎えており、混沌としつつあるように見えるが、実は世界が3つのグループに分裂する過程で起きているのだ」(→陸上輸送路を利用して貿易するランドパワー、シーパワー、イスラム勢力)2015/02/04
チェりる
2
地政学を学ぼうと初めて手に取ったのですがなかなか面白いです。地理的な条件と政治的な考え方は必ず結びつき、歴史と現在に深い影響を与える。結構政治もわからなければならないので、深掘りしていきたい。東アジアが研究分野だともってこいの一冊!2022/11/18
Kumisuke92
2
本来ランドパワーのはずの中国だが、真珠の首飾りと言われるシーパワー戦略は、ベトナム、フィリピン、インドを動揺させている。日米同盟よりランドパワーへの道を志向するが北朝鮮という壁のせいで自己矛盾を抱える韓国。日本は安部政権のもと、シーパワー路線を明確化させ、米豪との連携を強化している。逆さ地図を見れば明らかなように、各国の太平洋への出口に蓋をしている地政学上の有利さを日本は活用しながら、どう国際協調をリードできるか。中国一極集中からの脱却をはかる北朝鮮や、台湾などの動向が注目されるようである。2015/11/06
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