角川oneテーマ21<br> 領土の常識

電子版価格
¥682
  • 電書あり

角川oneテーマ21
領土の常識

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784046534224
  • NDC分類 329.23
  • Cコード C0295

出版社内容情報

領土とは何か? 世界が直面する領土問題とは? 戦争・軍事戦略から「領土」を根本的に解説。米・中・露をはじめとする大国の領土拡張の動向と、尖閣・竹島・北方四島ほか日本が直面する危機の打開策を提示する。

内容説明

領土とは何か?激化する世界各地の領土問題とは?戦争・軍事戦略から、「領土」を根本的に解説。米、中、露、英、北朝鮮、インド、イスラム圏など各国の領土拡張の動向を探り、尖閣・沖縄、竹島、北方四島ほか日本が直面する危機の打開策を提言する。

目次

序章 軍事は国家に先立つ―世界史のなかの「国家と軍」
第1章 動乱:東アジア―マルクス・レーニン主義は生きている
第2章 発展:インド―「大東亜宣言」から「自由と繁栄の弧」へ
第3章 混沌:中近東/イスラム―剣とコーラン
第4章 衰退:ヨーロッパ―「地球発見」の世紀からの光芒
第5章 栄枯盛衰:大英帝国―卓抜なインテリジェンス国家の致命的失策
第6章 縮小:アメリカ―「ヒトラーのアメリカ」から「サウジアメリカ」へ
第7章 復活:ロシア―「2つの帝国」の最強の嫡子
第8章 激動:日本―インテリジェンスの原点
終章 新帝国主義の時代に―揺れ動く世界の領土問題

著者等紹介

鍛冶俊樹[カジトシキ]
1957年、広島県生まれ。軍事ジャーナリスト。1983年、埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊。主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年、文筆活動に転換。翌年、論文「日本の安全保障の現在と未来」で第1回読売論壇新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

12
新刊棚より。英仏は軍事力や経済力の優位を背景に、文化的優越を宣伝、自国の勢力拡大を図った文化帝国主義を展開(37-38頁)。英語帝国主義をも彷彿させる。J.ナイはソフトパワーと言ったのも想起する。イスラム教は好戦的ではないが、戦闘的(87頁)。この矛盾のような性質が聖地の問題を複雑にしているようだ。シュペングラーは信仰心失い、技術や経済、情報が優位になると文明は滅亡するという(103頁)。人間の根幹が軽薄化すると逝かれるのか。ウチとソト線引き。地図上の国境線も人為的な感じがする場所もある。自他区別の意味。2013/09/06

エッジ

4
全世界の領土の歴史はこれでわかる!経済と戦略をめぐる思想の謎がよくわかりました。シュペングラーの精緻な論考を私的に要約するなら、宗教的信仰心が失われ、科学が技術に取って代わられ、文化が経済に取って代わられ、哲学が情報に取って代わられるとき、文明は滅亡するという言葉が気になる。2014/11/21

岩城

2
この本はタイトルと内容が少し違う様に感じたものだった。各章の扱う場所が分かれ、東アジア・中近東等の地方。日米露英印の国々。それらの歴史や実情の説明が多く、最初に予想していた領土の知識については、最初と各章の要所で触れている為、タイトル通りと思っている場合には注意が必要である。各章で歴史に触れられる為、知らない知識を得られる分にはいいのかもしれない。2015/03/07

せいた

2
ほぼ史実に基づいて領土に関する世界史を網羅した本。一部だけ著者の鍛冶さんの意見が入っていますが、欧米・アジア・日本など網羅的に世界で何が起きたかを知ることができます。学生時代に日本史、世界史が嫌いで何で過去の事なんか覚える必要があるのかという怠慢学生でしたが、世界では何が起きて誰がどういう事をしてきて現在があるのかという過去を紐解くことはとても大切なことだと近年特に思います。その意味では全体感を知るには良い本でした。この本を起点にして興味ある地域、年代にフォーカスしていくとより深く知見が広がると思います。2014/11/07

lop

1
なんか思ってたのと違いました。歴史を見てこういう理由で領土拡大を求めて戦争したとかそういう話で、なんか違うなと。現在の社会情勢から見る各国の領土の認識とかの本だと思ってました。あと内容が散漫で歴史的な領土としてといまいちでした。2014/09/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6990171
  • ご注意事項