偽りの戦後日本

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046533425
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0031

出版社内容情報

昭和20年8月15日の敗戦を、日本政治はいかに乗り越え、原発事故や米軍基地容認といった「新たなる敗戦」のその先を構想することができるのか? 日本とヨーロッパから相互に問いかける、ラディカルな政治対論。

内容説明

この国が変わるには新たな「敗戦」が必要なのか?日欧の論客が直視する「戦後70年」という巨大な欺瞞。

目次

第1章 日本はふたたび戦争に踏み出すのか(40年前への逆戻り;「大政翼賛会」化した日本の政界 ほか)
第2章 敗戦国の空虚な70年(「敗戦」を認められない日本人;二度目の「敗戦」が必要なのか ほか)
第3章 右傾化する日本人(政治に「神話」を持ち込む安倍政権;存在感を増す「反米保守」 ほか)
第4章 新自由主義が支配する世界(小泉政権が日本に残した反知性主義;「ポチョムキン村」化する日本 ほか)
第5章 終わらない「敗戦」を乗り越えるために(脱原発には二度目の悲劇が必要なのか;ドイツとイタリアにできて日本にできない脱原発 ほか)

著者等紹介

ウォルフレン,カレル・ヴァン[ウォルフレン,カレルヴァン] [Wolferen,Karel van]
1941年、オランダ生まれ。ジャーナリスト、アムステルダム大学名誉教授

白井聡[シライサトシ]
1977年、東京生まれ。京都精華大学人文学部総合人文学科専任教員。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひかりパパ

9
戦後日本の根本的な問題は対米従属構造にある。自民党が米国の傀儡政党としてこの構造を支えてきた。米国の裏庭と呼ばれた中南米諸国は経済面で米国に牛耳られてきたが中南米諸国の人々は自国政権が米国の傀儡政権であることを自覚している。ところが日本人は自国が米国の植民地であることに気付いていない。近年中南米諸国は米国からはっきり離脱しつつあるが日本はますます従属度合を深めている。日本の米国への忠実振りは世界中で際立った異様なもの。米国中心の世界秩序が崩壊局面に突入し揺らぎ始めている今対米従属方針を墨守し続けるのか。2015/11/09

どら猫さとっち

9
『永続反戦論』で注目される気鋭の政治学者と、日本を見続けてきたオランダのジャーナリストとの、戦後70年の裏側とこれからの日本の指針について、痛烈な批判と憂いを込めた対談形式の本。安倍政権が暴走し、今は戦争を辞さないという瀬戸際に、この2人の論者の意見は、かなり貴重だ。ここ最近白井氏は笠井潔氏、内田樹氏との対談形式の本を刊行されているが、彼の思想が多くの人に共感している証拠といえるだろう。2015/05/05

ちゅーとろ

7
敗戦を敗戦として消化できないまま、冷戦終了後も、アメリカ一局支配が終わってもなお、対米従属、官僚支配をつづける日本の未来を憂う2人の対談。イギリスや韓国までもアメリカを相対化しているなかでアメリカに盲目的に追随、世界で唯一他国に武力行使する国の戦略にまきこまれつつある。議論に強く共感し、先がみえない日本に失望した。2015/12/20

脳疣沼

6
ある意味豪華対談だが酷い。慰安婦誤報は世界になんら影響しなかったとウォルフレンは言うが、彼にとっての世界とはヨーロッパだけを指すらしい。日韓関係には影響があるのである。その日韓関係の悪さが欧米に伝えられるのだから、やはり影響はあるのだ。また、白井は自衛隊の世界貢献を否定するのだが、その理由が、政府を信用できないから、ではどうしようもない。それを言ったら議論は終了だ。さらに、安倍は中曽根よりも頭が悪いと言うのだが、その理由がリベラル加減で測られるのだから呆れる。自分たちに近い人を持ち上げてるだけである。2015/04/30

ポン・ザ・フラグメント

4
「対米従属」が問題だというのはわかるのだが、ポスト「対米従属」の日本がいまよりどれだけマシなのか想像できない。そのとき自衛隊が自衛隊のままでありえるのか、というか違憲状態のまま存続するのか。改憲して軍にしてしまうのか。これまでのズルい日本は本当にダメなのか。自主独立とか言わずにモラトリアム国家を続けてはいけないのか。思い切って後進国まで後退してしまうのはどうなのか。経済も技術も文化も放り出して、一切のプライドを一度犬に食わせてしまったらどうなのか。坂口安吾ならどう言うかな。2015/08/02

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