内容説明
34歳での現役引退。ピッチから離れて学んだこと、そしてサッカーに思い描く理想像とは―。
目次
プロローグ 引退、そしてFIFAマスターとの出会い
第1章 歴史を学ぶ―イギリス
第2章 経営を学ぶ―イタリア
第3章 法律を学ぶ―スイス
第4章 FIFAマスターを修了して
第5章 サッカーを文化にしたい
エピローグ W杯、東京五輪、そして日本サッカーの未来
著者等紹介
宮本恒靖[ミヤモトツネヤス]
1977年2月7日大阪府生まれ。同志社大学経済学部卒。10歳で本格的にサッカーを始め、1995年ガンバ大阪入団。日本代表では各年代別でキャプテンを務め、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会と2つのFIFAワールドカップでもキャプテンとして日本代表を牽引した。2011年12月、惜しまれつつ34歳で現役を引退。引退後の2012年9月よりFIFAマスターに挑戦し、2013年7月末に修了。現在、日本サッカー協会(JFA)国際委員、Jリーグ特任理事を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anco
12
元日本代表宮本さんのFIFAマスター取得体験記。イギリス、イタリア、スイスと順に移動し、歴史、経営、法律を学ぶ。権利はどこにあるのか、スポーツに対するマーケティングサイド(経営)とリーガルサイド(法律)には、資金調達→宣伝活動→権利保護と考えるか、権利保護を真っ先に考え、権利保護→宣伝活動→資金調達と考えるかという視点の違いがある。また、歴史的な背景を知ることが正確な分析につながることなど興味深いお話もありました。サッカーを文化にしたい、日本のサッカー界を支え、導いていく一人になってもらいたいです。2015/03/12
Hiroh
10
FIFAマスターになるために、イギリス、イタリア、スイスでスポーツの歴史、マーケティング、法律を学ぶ。ヨーロッパは階級社会だから上流階級に対するサービスが手厚い。クリケット会場なんてまさに殿様相手?商売。セリエAが勢いを失っている理由。ブンデスリーガのスタジアム戦略。シカゴブルズはマイケル・ジョーダンひとりを押すやり方で成功した。オリンピック選手村でセカンドキャリア講習が開かれた。引退発表からわずか1ヶ月ほどで選抜のための英語レポートを書き上げ、英語電話面接に備えた。すごい人だ。2016/01/08
ミリオン座
9
元日本代表宮本さんのFIFAマスター取得体験記。日本サッカーの未来を担う一人です。TV中継すらなくなった日本のスポーツ。2ステージにした利益で放映枠を買い取るというリーグの方針は見守るべきでしょう。宮本さんには興行ではなく文化としてのスポーツの価値を高めていただきたいです。2015/03/02
mike
4
完全に将来の会長候補ですね。そのまえに一回監督やってるところが見たいですけど。2015/01/06
Mimuchi
4
FIFAマスターで勉強したことの報告。日本サッカーの進化・深化して、文化になるようツネさんには頑張ってもらいたい。2014/04/22