今、ここにあなたといること―熱血先生と元不登校児の3000日

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046532442
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0036

内容説明

愛知県立刈谷東高校に赴任した著者は、元不登校の生徒たちが自分たちの経験を語る朗読劇を上演。大きな感動を呼んだ同校演劇部の活動は、生きづらさを抱える大人たちも参加する、大きなうねりへと育っていった―。自分を認め、人と向きあう心と体を発見した先生と生徒と大人たちの、“再生”の物語。

目次

第1章 Making of『赤い日々の記憶』―子どもたちとの出会い(初めて定時制へ;演劇同好会との出会い ほか)
第2章 授業「演劇表現」―部活から校内へ(演劇は不登校に効くかも;授業「演劇表現」 ほか)
第3章 「便所くんプロジェクト」―学外へ(「深海の部屋」の底で;『便所くん~男だけの世界』 ほか)
第4章 演劇表現ワークショップ―社会へ(「あの頃の僕らは」;対等性の困難さ ほか)

著者等紹介

兵藤友彦[ヒョウドウトモヒコ]
1964年、愛知県生まれ。2003年、現任校の愛知県立刈谷東高校(昼間定時制)に赴任し、演劇部顧問となる。『Making of「赤い日々の記憶」』(作・演出)で全国高等学校演劇大会出場。さらに学内から学外へと活動の幅を広げ、演劇部有志・市民とともに演劇ワークショップを300回以上にわたって行い、現在にいたる。文部科学大臣奨励賞、中日賞など受賞、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しゅんぺい(笑)

0
この本は単純に、読んでよかったと思いました! 愛知県の、ある高校の演劇部の先生の実話。 「人と向き合うこと」を突き詰めようと、奮闘している授業の展開に迫力さえ感じる。実際、アツすぎる時もあったり。 「演劇」というものの奥深さについて考えることもできたし、人と人とが出会って、関係することで、お互いに作用し変化をもたらすことがどのようなことか、改めて考えさせられる機会になった。 不登校経験者の在り方についても考えさせられた。良書です。2012/01/03

しかっち

0
正直、地元の話ということで手に取っただけでしたが、これほどとは。 著者の、真っ向から生徒と向き合いながら常に考える姿には頭が下がります。 確かに「人と向き合うこと」は不登校の生徒たちだけではなく、ほとんどの人ができていないのだと思います。 自分を省みても、避けるかかわしているのがほとんどです。 ごまかしでなく本当に人とうまくやっていくために、著者の実践している授業はどこでもやったほうがいいと思いました。 勉強より大事なことだと思います。 2011/07/23

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