風景

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784046532251
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

安吾賞受賞とともに、かつての破滅的な恋と死が胸に蘇る「デスマスク」、戦中動乱の北京で運命的に出会った恩人との再会と別れを綴った「絆」、得度を目前にして揺れる女心と、師僧の言葉をはじめて明かした「そういう一日」―。野間文芸賞受賞作『場所』の対をなす、珠玉の短編集。

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年徳島生まれ。作家・僧侶。著書に『夏の終り』『京まんだら』『花に問え』(谷崎潤一郎賞)、『白道』(芸術選奨文部大臣賞)、『場所』(野間文芸賞)、『秘花』、『美は乱調にあり』など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

25
瀬戸内寂聴さん 初読みです。 波乱万丈な人生を歩んで来られたのですね。自叙伝小説を もっと掘り下げて読んでみたいと思いました。2019/06/17

ジュースの素

9
寂聴さんの自伝的短編がいくつか収めてある。何と凄まじい生き方をした方か。特に、交流のあった方々の死の模様が多く書かれている。魂の行き所はいったいどこなのだろう。寂聴さんの人生は一大絵巻になりそうなカラフルと言っては失礼だが、確かに非常にカラフルなのだ。2018/04/29

Ryoko

2
第39回、泉鏡花文学賞受賞作。寂聴さんの本は評伝ものやエッセイが好きだけど、この本には自伝的短編も収録されてるとのことで興味を持ちました。著者の小説は男女の心理描写に重点をおいたものが多く静かに始まり静かに終わる話がほとんど。死、別れがテーマ。どの作品も昭和の匂いがして、ジメッとしてて物悲しい。いろんな修羅場も経験し激しい感情にも向き合ってきた著者が書くとサラッと書いててもズシッと重く伝わってくる。2016/05/30

星辺気楽

2
自身の体験も踏まえた男女の「どうしようもない」風景の数々。2015/12/10

ポッシュ

1
今話題の「J」の中で、 語り部の男性が自分の名前がこの小説の中に出ていると言っていたので、即購入。 この男性のくだりは多分フィクションなんだろうけど。 本当に寂聴さんは人を引き寄せるものすごいパワーの持ち主なんだと実感。 寂聴さんと関わった作家たちの小説も読みたくなりました。2023/08/19

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