出版社内容情報
注目の歌人にして高校の先生である「ちばさと」が、生徒と共に躍動する日々を描いた熱血青春短歌エッセイ集。感動と笑いと涙の日々、念願の短歌部は果たして――。巻末には穂村弘氏、東直子氏との特別座談会を収録。
内容説明
熱血“歌人”先生「ちばさと」の奮闘を描いた青春短歌エッセイ!
目次
三十八歳にして迷子になる
光の大河
いよいよ短歌部、始動(!?)
サテライト
脇汗デビュー
女子の地点
練習後のバッシュは猛烈に臭い
アクエリの日
副団長はつらいよ
一握りの光〔ほか〕
著者等紹介
千葉聡[チバサトシ]
1968年9月、神奈川県生まれ。東京学芸大学卒業、國學院大學大学院修了。1998年、短歌連作「フライング」にて第41回短歌研究新人賞受賞。2001年より横浜市の教員になる。上菅田中学校、戸塚高校を経て、現在は桜丘高校に勤務。NHK全国短歌大会ジュニアの部選者を2期務める。現、三省堂高校国語教科書『明解国語総合』『明解現代文B』の編集委員。短歌誌「かばん」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃんこ
23
歌人であり、教師でもある千葉さん。この本(歌集)の前にも、何冊か出版されています。 この本では、戸塚高校という学校で、ご自身が体験された事を詠んだ短歌を中心に、学校生活のエッセイ、千葉さん以外の現代歌人の方々の短歌が散りばめられています。 読んでみて、一番の感想は「青春って、やっぱいいなぁ〜‼」って事。 読後、なんだか甘酸っぱい気持ちにさせられました。2014/05/15
ようた
15
現役高校教師で歌人の千葉聡さんの日常と短歌を集めたエッセイ。生き生きと高校での様子が描かれていています。顧問になったバスケ部の男子にはレイアップシュートが様になってきたと褒められ、ある女子生徒からは課題図書を指定され感想を伝えると、もっと深く読むようにとダメ出しされる始末。先生が生徒たちから慕われてる(可愛がられている?)様子、そして先生が生徒たちをいかに愛しているかがよく伝わってきて微笑ましい気持ちになりました。千葉さんの短歌をはじめ、著名な歌人の短歌が多数紹介されていて、それも合わせて楽しめました。2014/06/16
はる
13
図書館本。大規模校は良いな~生徒も職員もたくさんいて。僻地育ちで濃い人間関係を過ごすのは結構しんどいものがあった。良いことも嫌なこともありすぎて。振り返れば楽しいことが少し多いそんな三年間になあれ! 学び舎は学び舎跡地になった後すっかり緑に覆われたとさ!2017/10/07
イボンヌ
12
散りばめられた短歌と高校生の瑞々しさにときめきます。 短歌、いいね。2017/04/19
さすらいのアリクイ
11
短歌を詠む歌人であり、そして高校の国語の先生でもある著者、千葉さんが、高校内での出来事や生徒との交流などを文章に綴り、短歌に詠んだ本。授業風景や生徒との会話。文化祭などのイベント。部活動や学校運営、そして自分の弱い部分、これからのことなどが書かれています。内容は生徒とのやりとりや、状況の解説などが丁寧に書いてあり、かつ熱いです。そして自分が詠む短歌にも、生徒や学校のことにも「気持ち」がこもっている感じが。著者の方の歌人と先生という二つの役割を本の中で観れる点も貴重ですが、この熱い気持ちが見所ではないかと。2015/11/23
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- 和書
- 鑑真 岩波新書