内容説明
行政や企業・教育関係で盛んに公募されている身近な「標語」の起源を探り、「標語」という言語表現が時代と大衆を動かしていった経緯を辿る。文学や詩歌とは異なる庶民の知恵を解き明かし、名標語・迷標語を数多く紹介。標語募集者・製作者・広告関係者・教育関係者にとっても必読の一書。
目次
第1部 標語はどのようにして生まれたか(標語の歴史;標語の誕生(初期標語から)
標語の復活(戦後標語から))
第2部 標語の理論(標語の特徴;標語の効果;標語の周辺)
著者等紹介
筑紫磐井[ツクシバンセイ]
本名國谷実(くにやみのる)。文部科学省科学技術政策研究所所長。昭和25(1950)年、東京生まれ。一橋大学法学部卒。受賞した著書に『飯田龍太の彼方へ』(俳人協会評論新人賞)、『定型詩学の原理』(加藤郁乎賞)、『近代定型の論理』(両著で、正岡子規国際俳句EIJS特別賞)等がある。句集に『筑紫磐井集』等。研究・評価計画学会評議員、日本俳文学会会員、日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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