内容説明
俳句国際化の流れを知ることは、あらためて「俳句とは何か」を考えるきっかけになるとともに、俳句がいかに国際交流に重要な位置を占めているかを学ぶことでもある。外交官として長年世界各国の人々と交流をもち、俳句を愛してきた著者ならではの、豊かな経験と見識とで国際俳句誕生への道を辿る。
目次
第1部 外国人の俳句観の変遷(初めて俳句を紹介したアストンの俳句観;幕末・明治初期の俳壇と子規の俳句革新;初めて発句を詩と認めた、ラフカディオ・ハーンの俳句観 ほか)
第2部 外国人による外国語のハイク(アメリカ、カナダのハイク;アフリカのハイク;アラビア語圏のハイク ほか)
第3部 世界の詩人たちのハイク(リルケのハイク(オーストリア)
ノーベル賞詩人パスのハイク(メキシコ)
ノーベル賞詩人パブロ・ネルーダのハイク(チリ) ほか)