内容説明
メディチ家の台頭とともに繁栄を極めたフィレンツェに始まり、その後各都市へと波及し、きら星のごとく芸術家が登場して近代美術の基礎を打ち立てたイタリア・ルネサンス美術。巨匠たちが競い合ったその絢爛たる時代様式を自由で複眼的な視点から著した新しいイタリア・ルネサンス美術の入門書。
目次
第1章 フィレンツェ・ルネサンス美術
第2章 都市と美術
第3章 初期ルネサンス美術の成果
第4章 ヴェネツィア・ルネサンス美術
第5章 三大巨匠の盛期ルネサンス美術
第6章 諸分野のルネサンス美術
第7章 ルネサンス美術の継承
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
funacor
3
ギリシア・ローマ、中世キリスト教、バロック、印象派、モダンアート等々、西洋美術を巡る様々な時代的カテゴライズが可能なれど、およそ「ルネサンス」ほど、多くの作品や芸術家の名前が知られている時代は、少なくとも日本では、ないと思う。ルネサンス美術に対する興味は、単なる感性の問題に留まらず、それ故尽きない。やはり天才は天才を呼ぶのか。でも、本書を読んでの最大の収穫は、過去にどこかで出会って一目惚れした女性に再会できて、さらには産みの親の名前がわかったこと。これだからルネサンス美術はやめられない。2011/05/06
中島直人
2
(図書館)読了。ルネッサンス芸術の概略を辿る。2023/08/18