内容説明
繊細な感性と明敏な洞察力に裏付けられた清冽な作品評。芳醇な香気漂う珠玉の23篇。
目次
永田耕衣―夢の世
寺山修司―父を嗅ぐ
松本たかし―夢に舞ふ
渡辺水巴―もののあはれ
細見綾子―万物流転
高屋窓秋―白い夏野
篠原鳳作―海のたび
橋本多佳子―エロスとタナトス
芥川龍之介―末期の目
夏目漱石―離俗の思ひ〔ほか〕
著者等紹介
甲斐由起子[カイユキコ]
1964年2月横浜市生まれ。1986年大学在学中より、井本農一に師事。同主宰「常磐松句会」入会。1995年関口祥子主宰「祥」入会。第一回祥新人賞受賞。1999年有馬朗人主宰「天為」入会。2002年第一句集『春の潮』(ふらんす堂)上梓。「祥」「天為」同人。俳人協会会員。俳文学会会員。日本国語教育学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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