出版社内容情報
「じぶんらしいすがたで生きよう」と決めた
うち・あかねと、弟のかえで。でも、
うちらを見て不思議そうにしたり、
イヤな顔をする人だって、ときどきいる。
それが現実。
そんなうちらの「安心できる場所」が、緑田小の保健室だった。
あたたかく、ときにはきびしくうちらを受けとめてくれる辻堂先生は、
うちらだけでなく、
保健室を利用する生徒みんなの、心の支えだったんだけど…。
辻堂先生が、この間から、とつぜん学校に来なくなった。
その背後には、「あの人」のカゲがあって!?
黒マスクをはずしたくない吉良くんや、
男子トイレに入れないかえでに、
「ほかの子に合わせて――『フツウ』にふるまうべきだ」
「保健室が〈居場所〉だなんて、甘えだ」
と感じているらしい、あの人が…。
もうダメだ――うちらの想いは届かない。
おとなに、かなうわけないんだ……
そんなふうに思ったとき。
――学校に、風が、吹いたんだ。
ふたごのチャレンジは、次のステップへ。
セカイへ挑むみんなへ送る、応援ストーリーです!
内容説明
保健室の辻堂先生が、学校にこなくなった…。ケガや病気のとき以外にも、「教室ですごすのがつらい子たち」の居場所としてむかえてくれていた先生。でも、「そんな子は甘えてるだけ」と決めつけるあの人が、先生をやめさせ、保健室を変えようとしている!?―うちら、ぜんぜん気づいてなかった。先生が、戦ってくれてたことに。今度はうちらが、先生を守る番だよ。みんなお願い、力を貸して!!小学中級から。
著者等紹介
七都にい[ナナトニイ]
2000年生まれ。今は大学在学中。第9回角川つばさ文庫小説賞「金賞」を受賞し、本シリーズでつばさ文庫デビュー
しめ子[シメコ]
2月4日生まれの水瓶座O型。広島県出身。児童書を中心にイラストや漫画を執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
yosi
Theodore
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- 和書
- 永遠 角川文庫