出版社内容情報
【サキヨミ】
それは、人の顔を見ると、その人に起こる
“不幸な未来”が見えてしまう力のこと。
私、如月美羽(きさらぎ みう)。中学1年生。
物心ついたころから、「サキヨミ」の力を持ってるんだ。
人の不幸なんて見たくなくて、
“ぼっち”をつらぬいていたはずなのに、
先輩が大ケガするサキヨミを見ちゃったの!
怖くてふるえていたら、とつぜん未来が変わりはじめて…。
現れたのは、同級生の瀧島君!
なんと、彼にもおどろきのヒミツがあったんだ。
さらに、弟の命にまで危険がせまってきて――!
第8回角川つばさ文庫小説賞金賞受賞作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彩灯尋
15
少しだけ未来が見える女の子の話。サキヨミという不思議な力と、YouTuberのような配信者をかけてうまく興味が持てる内容になっていた。夢を叶えた作者のあとがきも優しくて力強くて好きだったな。面白かった。2024/10/06
星彩の黒猫@無浮上
13
挿し絵の方が大好きな本を描いていらっしゃったので興味を持ち、読了。美羽が能力をコントロールできる人で良かったと思う。瀧島くんと出会えて最も良い道へ歩めそうだ。2021/08/30
たっちゃん
13
kzのイラストレーター駒形先生だったので立花彩ちゃんと若武君に少し似ている!めちゃくちゃ可愛かった♡ 美羽と瀧島君、凄い!頑張って!!2020/09/26
ゑびふらゐのしっぽ
12
こりゃまた素晴らしい作品を見つけてしまった、、、 瀧島くんクールすぎるだろ! 7巻楽しみすぎるぅ!2022/10/01
丸和 華
7
中学一年生の如月美羽。ぼっちを「わざと」貫いています。『不思議な能力』を発動させないためです。「聞いて聞いて、私すごいの!」と言えるそれならいいのに、美羽のそれは……。その『不思議な能力』を一人だけの秘密として抱え込み、他人の顔を、ただ道端ですれ違う人の顔でさえ見ることができなくなってしまいました。とても切ないスタート。だけどね。美羽は中学校内で素敵な出会いを繰り返し、自分の持つ能力を「活かす」勇気を持っていきます。心に響く力強いメッセージが込められた本作、『課題図書』となって欲しい至極の書です!2020/11/01