内容説明
100年以上にわたり、読みつがれてきた、短編の名手、オー・ヘンリー。貧しい中、特別なクリスマスプレゼントを贈りたいと願う2人の物語(「賢者の贈り物」)や、重い病にかかり、生きる希望なくした少女に起きる奇跡のお話(「最後のひと葉」)など、教科書にも載った名作を表題に、小学生のうちに読んでおきたい作品を10編集めた、オー・ヘンリーの決定版!小学中級から。
著者等紹介
オー・ヘンリー[オーヘンリー]
1862~1910年。アメリカ生まれ。本名ウィリアム・シドニー・ポーター。アメリカ文学史上屈指の短編の名手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Heart
19
賢者の贈り物を小学生の時に初めて読んで、とても衝撃と感動をしたのを今でも鮮明に覚えてます*当時、自分の長い綺麗な髪の毛を切って売るという場面がとても衝撃的でした*最後の一葉は小学生の頃、道徳の教科書に載っていて学校がお休みの日は何度も読んでいて、教科書がボロボロになるまで読んでいたので自分の中では特に思い出深い作品*何度読んでも色褪せない、たくさんの人に読んでほしい作品です。(*´ー`*)2016/07/29
ごへいもち
15
何度も読んだ話だけど美達大和ブックレビューを見て再読。どれも心暖まる感動の短編2015/10/29
ユーロバス
6
改めて読んでみると、内容はもちろん文章の言い回しが美しい。そしてこんなお話を書いていた人なのに、私生活は結構激しいし(笑)2015/07/05
pegochan
2
クリスマスが近づくと毎年読みたくなるO・ヘンリー。いろいろな傑作編があり、収録されている物語も違うなかで、今回手にしたのは2014年版の角川つばさ文庫。よみがえった改心、お金の神様と恋の神様、水車のある教会など、好きな作品ばかり。挿絵は小学生高学年女子に受けそうなアニメチックなもの。原文だと饒舌すぎたり、皮肉っぽかったりするところも、小学生にわかるようにさらりと訳されている。長年のO・ヘンリー愛読者としてはなんとしても次世代に伝えたい作家なのでこういう出版社の努力はありがたい。2017/12/29
ねむ
1
つばさ文庫は初めて読んだ。表紙が漫画チックだし、子供向けのシリーズだと思って見向きもしてなかったのだけど、ふりがなつきとはいえ案外難しい言葉も使ってあったり、行間もわりに詰まっていたりして、そこそこ内容があるのね。「水車のある教会」ではからずも落涙。2020/03/15