内容説明
イコさんは、バイク大好き&冒険大好き!あるとき、東京から岡山までたったひとりでオートバイ旅行に出発した。イコさんがめざした古びたお家には、なんと女の子のゆうれいが住んでいた。そのゆうれいの名前はふーちゃん。ふーちゃんは「心残り」があって「むこうの世界」に行けないでいるらしい。ふーちゃんの「心残り」っていったいなんなの!?イコさんとふーちゃんの「心残り」をさがす二人旅が始まった―!
著者等紹介
角野栄子[カドノエイコ]
東京生まれ。1970年デビュー以来、第一線で活躍しつづけている。82年『大どろぼうブラブラ氏』で産経児童出版文化賞大賞、84年『ズボン船長さんの話』で旺文社児童文学賞、85年『魔女の宅急便』で野間児童文芸賞、小学館文学賞など多数受賞。著作は150作以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たぬ
12
☆4 ここまで爽やかな幽霊譚がほかにあるかしら。74歳のバイク乗りイコさん(ワールドトリガー愛読者なのでイコさんと聞くとあのカメラ目線な隊長が出てきてしまう…)と12歳の幽霊ふーちゃん。一方は生きていて一方は死んでいる。年齢差はかなりのもの。なのにちっともちぐはぐじゃないんだ。途中途中で出会う人々との交流がまた温かくてね、こんな柔らかな世界なら成仏しないでいるのもいいかもしれないなんて思ったり。角野栄子さんこれで14冊目だけどどれを読んでもとっても面白い。まだまだ長生きして書き続けてほしいな。2024/12/23
道錬
2
元気なおばあちゃんの姿を見て、読んでみることにした。固定的な世界観があるわけではなく、ある程度自由な設定で話が進んでいくのが面白い。2016/08/09
神威 鴉魔
1
カッコいいおばあさんはステキです( ^ω^ )2019/05/30
麻友
1
図書館で借りて読了。すごく読みやすかったです。魔女の宅急便の作者である事を知ったのはまた後の話なんですが・・・2人目の幽霊のキザ男の話がいまひとつしっくり行かない感じなんですが、まぁ、そんなモンなのかな?サラッと読めるのはいいですが、サラッと内容を忘れてしまいそうです(とは言え、それはこの本に限らないですけどw)2015/01/07