出版社内容情報
孤児院育ちのジュディは、顔も知らない「あしながおじさん」のおかげで大学へ行けることに。大学へ行くたった一つの条件は『毎月おじさんへ手紙を送ること』。わくわくの学校生活! そしておじさんの正体とは…?
内容説明
孤児院育ちのジュディは、お金持ちの評議員さんのおかげで、思いもしなかった大学へ行けることに!たった一つの条件は、評議員さんに毎月手紙を送ること。顔も知らないどころか、名前すら教えてくれない評議員さんに、ジュディは「あしながおじさん」とあだ名をつけて、手紙を送りはじめる。ユーモアたっぷりの手紙でつづられる毎日。そして、あしながおじさんの正体とは…?世界で一番有名な手紙の物語!小学中級から。
著者等紹介
ウェブスター,ジーン[ウェブスター,ジーン]
1876年~1916年。アメリカ生まれ。ヴァッサー大学在学中から、作家活動を始める
中村凪子[ナカムラナギコ]
1936年生まれ。翻訳家
ユンケル[ユンケル]
愛知県生まれ。東京都在住のイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おれんじぺこ♪(16年生)
23
先日、ミュージカルを観て終わりってこうだった??っと気になったので何十年かぶりに読みました(笑)話の展開はミュージカルと同じ。俳優さん二人の様子が目に浮かぶようでした。終わり方も病気にはなるけれど、ジャービーがあしながおじさんだとジェルーシャに告白してめでたしめでたし♪だったし。読了したらまたミュージカル観たくなりました。2014/03/24
ふじ
14
えぇー!あしながおじさん初読み。うーむ、これは角川つばさ文庫だからチャラチャラした雰囲気なのか…誰か教えてください読書家様、という気分です。好き嫌いが激しすぎるジュディに疲れた読後感でした。2016/12/18
アドソ
12
子供向けに改訳されているとのことですが、世界的に有名なこの作品がどんなお話なのか知るには十分でした。手紙がだんだんうまくなっていったり、文体を変えたり、将来への不安がにじみ出るところなど、原版で読んだらもっと面白いのかも。「あしながおじさん」が金の力で女子大生を意のままにしようと画策する姿は少々気持ち悪いのだけど、それに屈しまいとするジュディの姿こそ作者が描きたかったことかもしれない。それにしても題名が「蚊トンボスミス」のままではこれほど読み継がれることはなかったろう。2017/09/10
もりけい
5
あしながおじさんとはいったいどういう話なのかを知りたくて読みました。さすが少女小説、赤毛のアンと同じような雰囲気に浸れますが、手紙のバリエーションの多さにはびっくりです。2015/01/24
isuzu
4
注意したいのは完訳ではないこと。ですが、子どもが初めて出会う「あしながおじさん」としては十二分に素晴らしい一冊だと思いました。綴られた手紙の端々からジュディのユーモア、チャーミングさ、鋭い機知が伝わります。/完訳版と軽く見比べましたが、主な省略部はラテン語やフランス語の言いまわし、読んでいる本や学習内容のちょっと込み入った説明、社会主義云々、あたりのようですね。今まで編訳抄訳って苦手だったんですが、この本は本当に良いお仕事だと思いました。少なくとも、読後の感動は原書のときと遜色なし。挿絵も可愛いです!2016/10/16
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