内容説明
おとなしくて友達が少ない転校生のぼくは、ある日、クラスのリーダー・ケンジに誘われる。「一緒に、ロケット見にいかないか?」「一緒に、ロケット見にいかないか?」それが、ぼくらと『小惑星探査機はやぶさ』との出会いだ。はやぶさは、誰も成功したことのない、難しくて大切な役目をせおい、広い宇宙をたったひとりで旅している。迷子になったり、こわれてボロボロになりながらも、飛びつづけている…がんばれ、はやぶさ!小学上級から。
著者等紹介
鷹見一幸[タカミカズユキ]
2000年『時空のクロス・ロードピクニックは終末に』(電撃文庫)で作家デビュー
かしわ[カシワ]
1989年、富山県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
radish
3
ある意味無味無臭なドキュメンタリータッチだった角川文庫版とは逆にこちらは事実関係を踏まえたほぼ創作。子供にも解り易く技術的な説明も織り込まれている秀作。でも、やっぱり日本の宇宙開発の予算の話が出てくる辺りは厳しい現実を避けられないのか。とはやぶさ2の予算獲得の話を思い出すエピソードも。2011/12/30
ノラネコ生活
3
角川文庫で発売された「はやぶさ/HAYABUSA」のつばさ文庫版。 小学2年生の時ロケットの話で意気投合した友情の話は、小学生向けながらグット来る内容。 恵お姉さん(水沢恵)が隼人君に語る場面が多いので角川文庫版よりも生き生きと描かれていいる。 小学生が理科に興味を持ってもらうようにわかりやすいワンポイント解説が入ったり、二人に恵お姉さんがスイングバイの説明をするところは挿絵も加わってわかりやすい。 残念だったのは、角川文庫版ともう少しリンクして作っていれば、両方買った人が楽しくなるのにと思った。2011/10/09
織部勇斗
2
はやぶさ関連の本を読むと必ず涙腺が緩む……。角川つばさ文庫ということで、これは本当に小中学生に読んでもらいたい本です。ひとまず今年読んだ児童書の中で暫定1位。はやぶさ補正が入ってるけど(おい)。2011/09/30
Ryuichi HAYASAKA
2
プロジェクトの裏話をまんべんなく取り入れてドラマチックに仕上げている。「こんなこともあろうかと…」がセリフになってるし。ただ「はやぶさプロジェクト」の別の本を読んでから、映画のキャストと実際のメンバーを比較しながら読んだ方が楽しいと思う。2011/09/20
K-Wing
0
はやぶさと絡めた少年たちの成長物語。 映画は見たことないけど十分楽しめたよ。2015/03/12
-
- 和書
- 星影のステラ 角川文庫