内容説明
世界にはなぜこんなにもいろいろな国があるのだろう。人の考えていることが分かる国、多数決ですべてを決める国、大人になるために手術をする国、平和のためにある事を考えだした国…。短編小説で綴られる、人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。キノとエルメスはいろいろな国を訪れ、いろいろな人々に出会います。シリーズ累計700万部の人気作品「キノの旅」が角川つばさ文庫版で遂に登場。小学中級から。
著者等紹介
時雨沢恵一[シグサワケイイチ]
1972年生まれ。2000年7月『キノの旅the Beautiful World』で作家デビュー
黒星紅白[クロボシコウハク]
福岡県在住。ゲーム・アニメのキャラクターデザインやライトノベルの挿絵を手掛ける。主な作品は、ゲームでは『サモンナイト』シリーズ(飯塚武史名義)、小説挿絵では、この作品以外に『アリソン』『リリアとトレイズ』『メグとセロン』『学園キノ』各シリーズなどがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yobata
16
BOOKOFFで立ち読み,一応再読w?つばさ文庫ってなんだろと気になってたけど、児童向けの新書判の本なんだね。「人の痛みが分かる国」「多数決の国」「大人の国」「平和の国」,書き下ろしの「偉人の国」。児童向けなんで言葉も若干軽めにしてあるようで、「コロシアム」は死にまくりなので外してあるんだねwでもキノ自体が社会の理不尽さや不条理さ、人間のエゴ,残酷さが描かれている作品なのでその配慮もあまり意味ないんじゃw「大人の国」とか「平和の国」も十分エグいと思うけど、情操教育にはもってこいなのかな?2014/06/21
わたー
13
感想埋め。書き下ろしの「偉人の国」とあとがき目当てにお布施。収録作品について改めて感想として述べることはないが、電撃文庫版の1巻から名作「コロシアム」を収録していないとか暴挙としか言いようがない。いくら児童向けレーベルだからといって、本来収録すべき作品を大人の身勝手で外すとかないわあ。というわけで、電撃文庫版キノの旅、好評発売中です。
秋庭誠
9
☆9 書き下ろしを読みたくて、購入。「偉人の国」やっぱり時雨沢さんは時雨沢さんで安心しました。コロシアムをはずしたのは、やっぱり殺しあいのシーンがあるから?でも、平和の国とかも十分ぐろいけどなあ。単純にページが多かったから?そうすると、シズ様は見れないのか。多分、小学生が衝撃をうけやすいはなしは、「多数決の国」「大人の国」「平和な国」と思ったら、後ろのあらすじに、書かれてた(笑)2012/11/16
伊瀬有佐
9
書き下ろし目当てで購入。コロシアムは、流石に子供が読むには過激と判断されて切られたのか? と言うことは、つばさ文庫版『キノの旅』しか読んでいない人は、シズ様を知らないのか……。2011/08/10
さお
7
読了。2016/03/16