内容説明
知ってますか?犬のホントの気持ち…。母を亡くした12歳の女の子、あかりの家に、迷いこんできた子犬ソックス。犬嫌いの父の布団にもぐったり、同級生の進君とあっち向いてホイをしたりと、毎日を明るくする。でも、あかりもやがて成長し、ソックスから心が離れて…。「たくさん話をして下さい」「年を取っても見捨てないで」。犬を飼うなら守って、と母に教えられた犬との10の約束をめぐる、小さな命の物語。小学中級から。
著者等紹介
サイトウアカリ[サイトウアカリ]
澤本嘉光。1966年、長崎生まれ。東京大学文学部卒。電通にてCM企画・制作にたずさわる
霜田あゆ美[シモダアユミ]
1967年、横浜生まれ。イラストレーター。さまざまな書籍のカバー絵を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiru
103
少女と子犬が出会って家族になり、そして天国へ見送るまでの物語。入院するお母さんとバトンタッチするようにやってきた、靴下みたいな模様の子犬「ソックス」と家族になるための「10の約束」とは…🧦お母さんという羅針盤を失いバラバラになった家族。その手と手をつないでくれたのはソックスでした。子供の頃に出逢った犬は、教科書以上に大切なことを教えてくれる。命の重み、愛情、そして別れ…。最後の約束の一行と父親の言葉「伝えたい気持ちを大事に…それがあるものは下手でも伝わっていく」を忘れないでいたいな🐕✨★4.52021/05/16
わんワンコUo・ェ・oU
18
めっちゃ泣けました2014/11/09
雨巫女
9
ウルウルになってしまいました。あかりとソックスの楽しくも切ない物語でした。2010/09/18
HiroNuma7
8
子供の頃の自分に読ませたいと心から思いました。当時は、動物を飼うということが、どんなことなのかが分かっていなくて、今でも後悔していることがあります。本書は、ペットを飼うことの喜びも悲しみも教えてくれる良書だと思います。多少話がご都合主義なところは、ありますが気になりません。あと子供用ということで漢字にフリガナが付いているので、子供も問題なく読むことが出来ます。 2016/07/21
jima
7
10の約束、私も守るぞー。2024/02/24