出版社内容情報
ピコタンが生と死を大冒険する。劇団四季のロングランミュージカルの原作ピコタンは9歳の女の子。遊園地のおばけ屋敷に迷い込み、同い年の幽霊にちょっとだけ入れ替わりを頼まれる。お母さんに会いたいというのだ。この世とあの世を越えて大冒険が始まる。続編「ふまじめな天使」も収録
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
椋本 夏夜[クラモト カヤ]
イラスト
内容説明
ピコタンは冒険が大好きな9歳の女の子。遊園地の古いお化け屋敷で、哀しげな女の子と出会う。その子は…なりたての幽霊だった。女の子と再会したピコタンは、1日だけ、幽霊の自分と入れ代わってほしいとお願いされ、あっさり引きうけるが…。「生」と「死」のあいだの約束は守られる?劇団四季傑作ミュージカル原作「夢から醒めた夢」ほか「ふまじめな天使」を収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。76年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。著作は500点をこえる。映像化された作品も多数ある
椋本夏夜[クラモトカヤ]
イラストレーター。ライトノベル、漫画、ゲームのキャラクターデザインなど、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
93
幽霊と約束する。 母に会って来たいので,交代して欲しいといわれ。 素直に信じて交代する。相手の母は手放そうとしない。 結末は詩的に。赤川次郎の家族愛を題材にした絵本。 絵:椋本夏夜2013/04/23
はっぱ
7
夢から醒めた夢ーちょっと「走れメロス」的な話しだった。 ふまじめな天使ー僕はこうして上から眺めてると、人間っていじらしいくらい一生懸命生きてるな、と思うよ。 この世にむだなことなんてないんだ。どんな大事なものも、むだと思えばむだにしかならない。ささいな、どうでもいいようなことだって、人によっちゃ宝物のように大切なものになる。2012/08/02
こゆ
5
小5、一人読み。女の子が好みそうなイラストなので敬遠していた。赤川次郎さんなのできっと面白いよと勧めて渋々読んだみたら、予想以上に面白かったそう。2024/04/23
そうさん
5
9歳。読みたいと自分から言い出したが、途中で断念。再読チャレンジしたい。2024/03/11
MOMO
3
ずいぶんと前に読んだ本とイメージが違う気が・・・。なんか、もっと大きな本で絵本みたいな印象があって・・・まぁ、ザルな脳みそだから、なんか他の話と勘違いして記憶していたのかもしんない・・・と思ったものの、どうもスッキリしないので、一応前に読んだ本(昭和61年初版発行)を借りることに。で、ようやく納得。内容自体は一緒ですが、すべてのページに絵があり、そのうち半分はカラー!おまけに文章の区切る場所も違うので、イメージがぜんぜん違うものになっていました。私は、こっちのほうが好きだわ2013/07/14