アウシュヴィッツでおきたこと

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784046214836
  • NDC分類 946
  • Cコード C0098

内容説明

アウシュヴィッツに送られ弟以外の家族を失い、奇跡的に生還したユダヤ人の回想録。収容所での非人間的体験が淡々と綴られています。未来に生きるあなたへ、そして子どもたちへ「いのち」の尊さ、「平和」の大切さを伝えます。

目次

1 青春時代を過ごしたふるさと
2 ふるさとを追われて
3 アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所
4 アウシュヴィッツ収容者病棟で
5 古びたレンガの山
6 ダッハウ強制収容所

著者等紹介

マンハイマー,マックス[マンハイマー,マックス][Mannheimer,Max]
1920年チェコスロヴァキア生まれのユダヤ人。1943年アウシュヴィッツ強制収容所に移送。同年労働用ユダヤ人としてワルシャワに移送。翌年ダッハウ強制収容所に移送。45年4月米軍により解放されたが、弟以外は家族全員が収容所で亡くなっている。戦後は、ミュンヘン郊外に住み学校などで収容所体験を講演している

大友展也[オオトモノブヤ]
1961年生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で博士号取得。岩手大学教授。ドイツ語学・対照言語学・新聞学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トムトム

17
収容所につくと、ガイコツが話したり動いたりしている。「怖いな」と思ったら「君もすぐなるよ」と言われて、3か月で本当にガイコツになった。ユーモアともとれる程の軽い文章の裏の感情。やっぱりツラいなぁ。2020/03/04

とよぽん

14
マンハイマ-さんはチェコスロバキアに住んでいたユダヤ人。アウシュヴィッツに送られた両親、弟、妹が亡くなり、マンハイマーさんは奇跡的に生還できた。そして、この悲劇を二度と繰り返さないために、子供たちに向けて体験を語り継ぐ活動をしている。世界がグローバル化しているのに、民族や宗教の違いによる対立は一向に解決に向かっていない。しかし、ひからびた大地に一滴の清水を注ぐような彼の活動は、必ず人々の心に平和の灯をともすに違いないと思う。2016/05/04

☆りはこ☆

5
宿題のため読んだ本。大体の内容は知っていたが、詳しく知れてよかったと思う。感想を書こうにも言葉がでないというのが現実で、簡単に、同じ過ちを繰り返さないうにしたいなどとは書けなかった。これを期に、博物館に行ってみたいと思った。2015/08/05

あいうえお

4
人間が人間にしたことであり、されたことであると受け入れるのが難しい。いままでの人生で、学校の授業やこういった伝記、論文、資料集をみても、本当に人間ができてしまうことだと信じられない。2014/02/03

琳 

4
★★★★☆ マックス・マンハイマー(著者)は、語り部として自身が強制収容されたダッハウ収容所の近郊に住み、自らの体験を伝えている。 ドイツには二度と足を踏み入れないぞ!と言っていた彼が、今は「ドイツ人だからという理由で負うべき罪はありませんし、罪自体が次の世代へ相続されるものでもありません。起きてしまったことには、若い人たちに何の責任もないのです。でも、同じことを二度と繰り返してはならない。ということには責任があるんだよ。」と話しているそうです。 人間の再生力、自らを癒す力は他者を許す心によって生ずる。2011/10/27

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