内容説明
信長から秀吉へ天下の趨勢が激変する戦国の世、道半ばで敗れた武将たちは何を考え、何が勝者と敗者を分けたのか。「本能寺の変」で得をした前田利家、器用すぎて出世が遅れた丹羽長秀、信長を残酷な男へ変えた浅井長政―。波瀾に満ちた男たちのドラマに迫り、勝者が敗者を書き記す歴史の虚実を読む、大好評のシリーズ第6弾。
目次
前田利家
佐々成政
柴田勝家
佐久間盛政
丹羽長秀
明智光秀
滝川一益
河尻秀隆
織田信孝
織田信雄
織田信忠
織田秀信
織田秀勝
織田有楽斎
織田信行
津田信澄
津田信広
浅井長政
足利義昭
松永久秀
著者等紹介
井沢元彦[イザワモトヒコ]
1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で、第26回江戸川乱歩賞を受賞する。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で、多くのファンをつかむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Eiichi
21
語り尽くされた感の戦国武将物で、まあ分かり易いです。日本人は、やっぱり戦国武将が好きなんでしょうね。2015/08/23
まゆっち
4
すごく真新しい情報、はなかったですが、面白かったです。織田家の親族たちは結構知らない人が多かった気がします。別シリーズも読みたいです。2019/08/21
スライサー
3
英傑の日本史シリーズは各人物ごとに読み切りになっていて、読みやすい。戦国時代はすでに「信長・秀吉・家康編」が出ており重複が心配されたが、思ったほどでもなかった。2013/11/01
たかむら
2
いわゆる有名どころ以外の人物も取り上げられており、それぞれに対して著者の史観に基づいて述べられている。 信長関連の歴史小説などをよく読む人には知っている武将も多く、新発見は少ないかも知れないが、その時代の動きが整理できて面白い。 たくさんの人物が入り乱れる戦国時代にあって、信長家臣団や時代の整理の一助になると思う。2013/01/14
さりゅ
2
佐々成政、滝川一益…etc。勝ち組の織田家にあっても、生涯最後の寂しさはなんともいえない。幸運と不運を分けるのは一体何なんだろう。滝川一益なんか凄まじく有能の人だと思われるので、本当に考えさせられる。2012/04/11
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