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短歌の作り方、教えてください

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046214287
  • NDC分類 911.107
  • Cコード C0095

内容説明

俵万智自身、初体験となった、一年半にわたる短歌のマンツーマン・レッスン。短歌初体験の一青窈が俵門下生となり、だんだんと上手くなっていく―。画期的な短歌入門書。穂村弘を迎えた吟行会も掲載。

目次

対談 俵万智×一青窈―「短歌の作り方を教えてください」
往復書簡メール 実作レッスン(まずは五七五七七に―短歌の種の見つけ方;楽しみながら推敲を;日常を詠う―消えてゆく一瞬を永遠のスナップに;ポルトガル便り―一語変えれば変化が生まれる;名詞止めは一首に一度;初句ができない―心の宿題に;コミカルな短歌;定型という皿;字余りでもオッケー;駄洒落も立派なことば遊び;五七五七七に言葉をカッティング)
特別吟行会 俵万智・一青窈・ゲスト/穂村弘
題詠歌会 俵万智・一青窈・ゲスト/斉藤斎藤

著者等紹介

俵万智[タワラマチ]
1962年、大阪生まれ。「心の花」所属。1986年、第32回角川短歌賞受賞。第1歌集『サラダ記念日』はベストセラー

一青窈[ヒトトヨウ]
1976年、東京生まれ。2002年、シングル「もらい泣き」で歌手デビュー。以降、すべての作品の作詞を手がけ、代表作に「ハナミズキ」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

96
読書会でのオススメ本。短歌は、以前「短歌ください」で面白さを知ったものの、穂村さんの別の本を読んだら難しくて挫折。しかし、俵万智×一青窈のレッスン形式の本書は、とても分かりやすかった。鋭い切り口の一青さんの短歌が、俵さんのアドバイスでより洗練されていくさまが興味深く、また勉強になった。2015/06/03

seri

79
言葉を探して言葉を積んで、積んだ言葉を磨いていく。時に大胆に、時に繊細に切り捨てたり繋ぎ合わせたりしながら。短歌の作り方はそんな風に真剣に言葉と向き合う作業でした。一青さんの個性的な言葉の群れを万智さんが丁寧に磨くヒントをくれる。文語や口語ってしばりにも捉われない自由なスタンスの万智さん、上手く個性を生かしていて、なんて素敵な先生なのかと。限られた言葉はきっと想像力の鍵。誰かの心に上手く刺さるように形を整えるのが推敲。だから真っ直ぐすぎちゃいけない。少しギザギザがないとハマらない。いい研磨剤を貰いました。2014/08/20

パフちゃん@かのん変更

63
一青窈さんが俵万智さんに短歌をメールし、往復書簡で推敲していくという形式。一青窈さんって本名なんだそうですよ。彼女の歌は「ハナミズキ」くらいしか歌えませんがやはり歌詞がひねりがきいていて難しいです。で、短歌もひねりが利いていて独創的というか、とがっている。1冊読んで一番分かりやすかったのが吟詠に参加した穂村さんの「オレンジの毛虫うねうねうねうねと波立っているこっちが頭」この分かりやすさがいいな。一青窈さんは難しい。五七五七七の字数もあまり崩さない方が好き。2014/09/01

ひらちゃん

47
一青窈さんの言葉選びというか言葉作りというか…。真似の出来ないセンスです。感じたままを表現する一青窈さんの歌を俵万智さんが推敲するとわかり易く短歌らしくなっていくもんだ、と感心。言葉を繋いで歌を詠む。難しいもんですね。もっともっといろんな方の歌をみて感じてみたいと思います。2016/05/01

にゃんこ

36
歌だけでなく、短歌でもやっぱり『一青窈節』は健在…‼ 題材として選ぶ内容もそうだけど、それを表す言葉並びがまた、私では考えもしないような内容で。 「とぐろを巻いたような」という表現がありましたが、まさにそんな感じ。 そしてその「とぐろ」の良さを残しつつ伸ばすアドバイスをされる俵さん。 さすがだなー‼ 好き勝手に言葉を並べて、31文字に収められたからなんとなく『短歌ですー』なんて言ってる私だけど…。 もっと考えてみようかと。 読んで、本当に良かったです(^ ^)2014/06/19

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