内容説明
私たちは、毎日あくせくと余裕のない時間を過ごし、人間関係に悩みを抱えながら生活を送っています。でも、そんな生活に少しだけ禅の教えを取り入れることで、こころと体の健康を保つことができます。「執着を捨てる」「1回の呼吸に1分かける」「よい言葉を自分に聞かせる」…、すぐに実践できる禅の考え方、瞑想法、言葉禅などをやさしく紹介。今日からはじめる禅的生活のすすめ。
目次
なぜ禅なのか
禅的生活の心構え
仏教の基本を理解する
心の生、体の死
禅の言葉
禅の忘却力
瞑想
坐禅
読経
言葉禅
うつと妄想
禅と幸せ
著者等紹介
高田明和[タカダアキカズ]
昭和10年、静岡県生まれ。慶応大学医学部卒業、慶応大学医学部大学院修了。医学博士。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学第二生理学教授を歴任。浜松医科大学名誉教授。昭和女子大学客員教授。アジアパシフィック血栓止血学会名誉理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山崎ジョー吉@waii
1
やっぱり行き着くところは仏教なのかも。生活における悩みや不安などの心の問題を解決するには、意識の改革よりも禅的な思想、生活をする方が現実的かつ効果的なのかも。善と悪の業は前世より蓄積されたもので、バランスを取ろうとしている。日々の小さな徳を重ねることが幸せな生活を送るための基本。悩んだときに読みたい一冊。2013/01/04
マサトク
0
お医者さんの書いた禅の本。ではあるが、医学的アプローチが強くあるわけではない。(呼吸とセロトニンの関係のあたりぐらいか)なんだか古くからあるスタイルの本ではあるなあとは思うが、こういう仏教との関わり方が昔は主流だったよなあとも思う。有益な部分ももちろんないではない。2019/05/14