ウェルカム トゥ パールハーバー〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 530p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784046211767
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

日米関係の緊張が高まる1941年、異例の民間人主導による日米和平交渉が始まった。その水面下では、スターリン、ヒトラーをも操るMI6の敏腕情報部員が暗躍していた。アメリカに渡った文書諜報のスペシャリスト天城康介と江崎泰平は、イギリス、アメリカの不穏な繋がりに気がつく―。呪われた日米和平交渉が幕を開ける。

著者等紹介

西木正明[ニシキマサアキ]
1940年、秋田県生まれ。早稲田大学教育学部中退。「平凡パンチ」「週刊平凡」などの編集者を経て、80年より独立し作家に。『オホーツク諜報船』で日本ノンフィクション賞新人賞、『凍れる瞳』「端島の女」で直木賞、95年『夢幻の山旅』で新田次郎文学賞、2000年『夢顔さんによろしく』で柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Book Lover Mr.Garakuta

12
図書館本:【再読】【速読】:読みたかったので、本日二冊目。図書館本であるにもかかわらず本が破けていた。お借りしている皆さん公共の本なので、頁を破ったり書き込みしないように大切に読みましょう。  さてお国事情が如実に表れた作品ですが、日本も、アメリカやイギリスに嵌められた様な気もします。ヨーロッパでは、ナチスドイツが頭角を現し、日本も版図を拡大しながら大東亜共栄圏の拡充をする。いずれ闘う羽目になると思いましたが、やはりアメリカやイギリスなどの連合国には、国力の差で勝てない様に思いました。米国に仕向けられたね2021/09/19

Book Lover Mr.Garakuta

5
図書館本:速読。読了。筋を言えと言われても、読めていないので、筋は言えないが、ざっとざっくりと読んだ感じでは、そうなんだと思い。面白かった。特に英米にはめられたというのも、面白いが、虚々実々としたやり取りが面白かった。2018/12/15

ゆずこまめ

4
まさか本当に…って思っちゃうくらいの臨場感。かなり分厚いけれど、一気に読めちゃいます。天城と江崎もそれぞれかっこいいので満足。江崎はちょっとかわいそうだけど…あそこは殴っておこう。2014/03/23

よっちゃん

2
諜報員は対ソ諜報活動の第一人者天城康介と江崎泰平。二人には共通の女性を巡った抜き差しならぬ確執がある。二人とも閨房のテクニックは抜群で、どうも古臭い手だと思うのだが、極秘情報を手に入れるのは女からなのだ。こういう色物が物語にリズムをつけているかと思うとそうでもなく、期待のアクション場面がないこともあって、うんざりする。 登場人物の人物像がはっきりしない。また、当時の街並み、風景などのディテールも驚くほどの描写なのだが、人間を描く背景になっていない。人間ドラマとしてはいまひとつ盛り上がりに欠ける。2009/04/19

RIN

1
夏には最低でも一冊は、あの戦争を題材にしたものを読むようにしている。本作は、書名どおり、日米開戦が英米に仕組まれたもの、というコンセプト。アメリカの後ろに対独戦に苦慮する英国がいた、というのは興味深い設定。説明的な文体で読みやすいとは言えないが、史実に精通していないので、注書込みと思えば助かる。著者は初読み。2011/08/11

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