内容説明
思い込みの激しさだけは超一流の梨子は、いつでも彼女が知っているたった一つの方法で突っ走る―。幸せになる方法が分からない女の子の、コミカルでHで心にささるストーリー。
著者等紹介
内田春菊[ウチダシュンギク]
1959年、長崎県生まれ。84年に4コマ漫画で漫画家デビュー。93年に小説デビュー作の『ファザーファッカー』で直木賞候補となる。『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』で第4回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴよっ子@読書停滞中
4
[再読]仕事できると勘違いし、失敗すると舐めましょうか?ううん、舐めさせて!!な梨子ちゃん。体でどうにかしようと奮闘する彼女、もっと早く天職に気づくべき。ネタの使い回しはこの作者さんはよくするのでその辺はスルーですwでも突っ走りすぎた、こんな女いねーだろ!!って部分は好き。しかし梨子ちゃん、最初と最後で性格変わりすぎじゃないでしょうか。パティシエへの道で自信ついたのかしらw2012/09/13
ぴよっ子@読書停滞中
2
自意識過剰な人々の話し。内田春菊さんの本の中では好きな一冊。2011/01/23
まりちゃん
1
描写が重いわけでも暗いわけでもないのに(むしろ軽め、明るめですらあります)主人公・梨子の思い込みの強さが招く恐怖にも似たおぞましさがじわじわと伝わってくるのがすごいと思いました。最初こそはおどおどしていたのに、物語が進むにつれあまりのぶっとび様に思わず苦笑い。ところどころのユーモア("パティシエ"と言う単語がみんなして怪しい上、中には堂々と間違ってさえいるところ、オバサンだから息が切れてしまっているところなど)は内田春菊さんらしくて思わず「ふふっ」となってしまいました。もちろんラストも非常にらしいです。2013/11/22
dakupee
1
梨子が嫌いすぎる。2011/10/07
C----ya
0
根っからのバカとズレがもの凄いインパクト!呆れたし笑えてくるしこれはもう逆に凄い。うん、もう頑張ってくれ。勝手にしてくれ。舐めて解決ならそりゃ都合よく…いやこの性格を知ったら手を出さない。このめんどくささは世界レベルで世界と戦えるぞこれは(笑)。もうあっぱれあっぱれ2016/04/20
-
- 和書
- 日本懐かし観光大全