内容説明
長寿は毎日の「食」にあり。食文化史研究の第一人者が、長年にわたり調査・研究してきた長寿の知恵を大公開。豊かな「長寿時代」を毎日明るく生き生きと暮らすための“わざ”と“秘訣”満載の書。
目次
一月(睦月)―万物ことごとく陽気をきざし躍動をはじめるとき
二月(如月)―雪どけがはじまり水がぬるむ季節フキノトウが春の到来を告げてくれます
三月(弥生)―磯遊びのはじまり。海に出て海の空気にふれ身を清めて不老長寿を祈ります
四月(卯月)―花見の宴では、杯の酒にひとひらの花びらを受けて飲みましょう
五月(皐月)―田の神さまといっしょに田植えの季節ショウブ湯で体を清めましょう
六月(水無月)―雨の多い季節です。梅干しを食べてお腹に力をつけます
七月(文月)―暑さも盛んとなり、スイカ、キュウリ、トマトなど涼気を呼ぶ長寿食が増えます
八月(葉月)―八月もなかばを過ぎると、風の中に秋の気配がただよい、稲穂も出はじめます
九月(長月)―クリ、クルミ、山ブドウ、キノコなど秋の山は長寿食のてんこ盛りとなる季節です
一〇月(神無月)―リンゴ、ブドウ、カキなど果物をしっかり食べてポリフェノールやビタミンCをとりましょう
一一月(霜月)―山々に雪がきてきびしい冬がはじまります。風邪にはくれぐれもご用心です
一二月(師走)―もうすぐ今年も終り、そして、新しい年の楽しい長生き生活がはじまります
著者等紹介
永山久夫[ナガヤマヒサオ]
食文化史研究家・西武文理大学客員教授。1932年生まれ。古代から明治時代までの食事復元に長年携わり、NHK大河ドラマでも食膳を再現するなど食文化史研究の第一人者。長寿村の食生活の調査・研究をライフワークとしている。テレビ・ラジオ、講演活動でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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