僕たちの好きだった革命

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784046210722
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

拓明高校2年B組・山崎義孝・47歳、長い眠りから覚めたヤマザキが高校に革命を巻き起こす。「何度負けても、最後に勝てばいいんだ」鴻上尚史の大人気舞台を小説化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨータン

11
学生運動って、ずっと前の世代のことで、その時代を生きていないので、いいことだったのか、悪いことだったのか、よくわからないけど、学生が信念を持って、情熱的に行っていたのだなというのはわかりました。それにしても機動隊って、こんなにも暴力的だったんだなとびっくり。殴る、蹴るのレベルなんてもんじゃないんですね。2014/10/31

takeapple

8
中2の娘がとても面白いよと貸してくれた。妻も面白いと一晩で読んだ。私はなかなか読み進めなかった。最初の方は、「太田胃酸」「むかつく」に笑いすぎて、そしてだんだんと自分が学生だった頃を思い出して、特に最後の山崎君の演説は涙なくては読めなかった。いったい自分は今、何をやっているんだろう、自分は何を闘っているんだろうと思う。「まだ見ぬ幸せに、今飛び立つのだ!」「未来を信じている」と言えるようにがんばらないとね。2010/11/19

ophiuchi

5
イッキ読みでした。私と著者は同世代なので、全共闘(団塊)世代への複雑な思い(ルサンチマンは言い過ぎかな?)が垣間見えて、そこに共感しました。団塊ジュニアたちへのエールにもなっていますね。ラップはちゃんと音が聴こえてきて、ぐっと盛り上げてます2010/06/01

itica

5
学生運動のさなか意識を失い、30年後に目覚めた主人公は高校生に戻り、自分達主導の文化祭を勝ち取るため仲間と共に立ち上がる。仲間と言っても親子ほど年の違う級友たち。最初は戸惑いながらも徐々に熱くひとつになる。「何かを変える」ために、これほど仲間とエネルギーを燃やすことは今の時代ないかもしれない。今ひとつピンとこないのはそのせいか。30年前のあの時代、学生たちは真剣に世界を変えたいと思い、変えられると信じていた。ある意味羨ましいかも。2010/05/26

ポチ

4
学生運動関連はよくわからない部分もありましたが、闘争やら音楽やら鴻上さんらしい内容でした。戯曲ではないけれど、読みやすかった。流されるまま過ごすほうが確かに楽だし、山崎がした事や学生運動が正しかったのかというと分からない。けれど、何もしないより何かをして勝ち取る。結果がどうであれ、本人が勝ち取ったと思う事が大事なのかもしれない。何もせず醒めて過ごして、上の年代の方にロボットみたいと言われるよりはいいなあ…。舞台も見たくなりました。2012/11/15

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