世界は誰かの正義でできている―アフリカで学んだ二元論に囚われない生き方

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世界は誰かの正義でできている―アフリカで学んだ二元論に囚われない生き方

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046073723
  • NDC分類 329.39
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「世界最悪の紛争地」と呼ばれるアフリカ・コンゴ東部。略奪や虐殺、性暴力が横行するその地は、闇に潜む「悪」が支配しているように見えていた。

けれども、熱帯雨林を抜けた先で対峙した武装勢力の司令官は、戦う理由をこう説明した。「自分たちの土地を守るためだ」。また、世界で禁止されている「鉱山での児童労働」を行う子どもは、僅かな収入で自身と家族を支えようとしていた。

そこには、彼らなりの「正義」があった。

何事も二元論では語りきれない。アフリカから遠く離れた私たちの社会でも同じだ。ニュースやSNSで叩かれる「悪人」も、視点や風向きが変われば「善人」と称えられる。しかし、真実はもっと複雑で、白と黒の間には無限の灰色がある。

アフリカを中心に、紛争地や貧困地域を訪れてきたフリーランス国際協力師の原貫太。ユーチューブでは世界の課題について幅広く発信し、登録者は33万人を超えた。だが、順風満帆に見える歩みの裏には、複雑な世界と向き合って生きる上での葛藤があった。

・フィリピンやウガンダでの出会いを胸に起業した団体を、心の病を理由に辞めてもいいのか。
・多くの人に動画を観てもらうために、過激なタイトルやサムネイルを使ってもいいのか。
・厳しい環境で暮らす人々を撮影するだけで、助けなくてもいいのか。
・生きづらい日本で幸せに生きるために、「死」が身近にあるアフリカから何を学べばいいのか。

あなたも、世の中の複雑さに立ちすくみ、二元論が生む苦しみに囚われているかもしれない。でも、そんな中でも社会を良くしたり、自分らしくありたいと願うのなら、本書を手に取ってほしい。著者の半生の記録を読めば、一歩を踏み出すための問いや視点が見つかるはずだ。

内容説明

「学校一の問題児」が、世界の現場とYouTubeで活躍する国際協力師に。葛藤だらけの人生から学んだ複雑な世界を生きるための視点。「正しさ」を疑うことからはじめよう。

目次

第1章 世界最悪の紛争地・コンゴ東部で見た灰色の現実(豊かな資源と「負」の歴史を併せ持つ国;武装勢力はなぜ性暴力で支配するのか ほか)
第2章 現実を知った者の責任―国際協力師として生きる(「純ジャパ」が国際協力に興味を抱くまで;フィリピンで出会った物乞いの少女 ほか)
第3章 正しい報道とは何か?インフルエンサーの光と影(突然レンタルチャイルドの動画がバズった;関心がないのではなく「ただ知らなかった」 ほか)
第4章 死を意識したアフリカで「生きている実感」を得た(国際協力師になる前は「学校一の問題児」だった;馴染めない私でも生きやすさを感じる居場所 ほか)

著者等紹介

原寛太[ハラカンタ]
1994年生まれ。フリーランス国際協力師。早稲田大学卒。フィリピンで物乞いをする少女と出会ったことをきっかけに、学生時代から国際協力活動をはじめる。大学在学中にアフリカ支援のNPO法人を設立し、新卒で国際協力を仕事にする。出版や講演、SNSを通じた啓発活動にも取り組み、2018年3月には小野梓記念賞を受賞した。大学卒業後に適応障害を発症し、同法人の活動から離れる。半年間の闘病生活を経てフリーランスとして活動を再開。アフリカを中心に世界各地で取材を行い、国際協力の情報発信に力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかぴ

4
今の自分が読まなくてもよかったかな。 著者は己が特性により各国のでの悲惨な現実を経験をしてみたんだろうけど、正直「今更その感想か」という気持ちに。自己愛の強い文章も私にはあまり好みでは無い。 クソでファッキンな世界を見せたい、みたい人達にはいいんじゃないかな。2025/07/08

yamareco51

2
後半の発達障害的な著者の生きづらさを感じる日本についての記述が印象に残った。2025/06/15

それでいいのよ

1
私達全員は致死率100%。アフリカの人達は死と隣合わせの日々から今日も生きられたことに感謝し、過去でも未来でもなく今、現在を精一杯生きる。著者が考える幸せとは、自分に与えられているものに目を向け感謝しながら生きること、足るを知る、手の届かない理想を追い求めるのではなく、今自分が持っているものから見出しそれに感謝する。私は今後も平穏無事に生きていけるつもりになっているが、それゆえ毎日を大切にせず後悔ばかり。著者は自分の強さ弱さも表現し、そうすることでさらに先に進んでゆき読者や視聴者はそこから気づきを得ている2025/07/01

よしよし

1
著者の現場の経験から来る情報や考え方に考えさせられることが多かったです。レンタルチャイルドや善意の寄付が迷惑になるなど、初めて知ることもあり、本書の記載通り、認識されないと問題にならないと言うことを感じました。また著者が感じた場所を変えれば生きやすくなる、余白が無いと心の余裕も無くなり、人に優しく出来ないと言う考えは腑に落ちました。知らず知らず効率性に縛られすぎてるなと思いました。何より、明日は生きられないと思うから、今に集中出来るという考えは、死を意識しにくい日本だからこそ忘れてはいけないなと思いました2025/05/06

1
原貫太という人物がどのようにしてアフリカに導かれ、「伝える」ことを自分の生業にしようと思い立ったのかがよくわかる本だった。世界のどこかで今日も起きている不条理について考える。日本にいたらどこか他人事で知らなければ知らないままで終われる事実だと思う。でも全てのことは繋がっていて、私たちが豊かな生活をできること、彼らが貧困に苦しむこと、全く無関係ではない。まずは知ること、ここから始めることで少しでも変わっていくことがあるんだと思う。2025/04/08

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