出版社内容情報
元ホームレスYouTuberのナムさん。20代後半の頃からギャンブルにはまり、日雇いの仕事をしながら全国のボートレースを追いかけた。
しかし、年齢を重ねると仕事もなくなり、一時、生活保護をもらっていたものの、気づけば横浜・関内の地下通路でホームレス生活を行うことになった。
「一緒にYouTuberをやりませんか?」
いつも通り、地下通路で寝泊まりしていると、ある人からそう声をかけられた。「ヒマだから」とYouTubeを始めることを決め、瞬く間に登録者は伸びていった。
登録者は10万人、20万人、30万人、40万人と日に日に増え、YouTubeを始めてから、関内の地下通路には、子どもから大人まで視聴者のファンが溢れるようになった。
無一文の路上生活者だったのに、気づけば登録者40万人のYouTuberへ。それはまさに地獄から天国へと舞い上がる出来事だった。
本書は、そんな天と地の両方の景色を見てきたナムさんがこれまでの人生を振り返りながら、ホームレス生活を通して得た人生哲学を紹介するエッセイ。
「なぜギャンブルにはまってしまったのか」
「どうしてホームレスになってしまったのか」
「地下通路で毎日をどのように過ごしていたのか」
「YouTubeを始めて、生活はどのように変わったのか」
そして、68歳となった今、どんな目標を見据えているのか。
人生は雲外蒼天。ダメなときもあればいいときもある。それをまさに体現してきたナムさんだからこそ書けた、絶望と復活の物語。
内容説明
1000万円超えの借金…からの絶望と復活の物語。超優秀な人間がギャンブルにハマり路上生活者へ。天と地の両方の景色を見た68歳が今、伝えたいこととは?
目次
1 自由な人生を夢見た青春時代(元ヤクザのオヤジに学んだ人生の教訓;火事で芋を焼く不謹慎な小学生 ほか)
2 気づけばギャンブル沼にハマっていた(ギャンブル脳の人間に常識なんてない;美学を語るギャンブラーに騙されるな ほか)
3 地下通路でホームレス生活が始まる(異様な空気を放つドヤ街・寿町;一夜の寝床を求めていざ地下通路へ ほか)
4 ホームレスが大富豪になるまで。(人生を変えたヒヤマさんとの出会い;牛丼を食べるだけの動画が70万回再生 ほか)
5 「天と地」を経験した男の人生哲学(やりたいことなんて見つからない;「今の積み重ね」の先に未来がある ほか)
著者等紹介
ナム[ナム]
福岡県出身。20代で初めて賭けたボートレースが当たり、ギャンブルにハマる。以降、30代~50代は日本各地を転々としながら、「日雇いの仕事で稼ぎ、ボートで賭ける」を繰り返す。66歳になり、横浜・関内の地下通路でホームレスとして生活していた頃、動画ディレクターに声をかけられ、YouTube『ホームレスが大富豪になるまで。』を開始。みるみるうちに登録者数は増え、わずか8カ月で40万人を達成する。現在は山梨県の一軒家を購入し、そこで生活しながら、コミュニティの場となることを目指す「ナム村プロジェクト」を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。