角川文庫<br> 武器になる哲学―人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

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角川文庫
武器になる哲学―人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046066008
  • NDC分類 104
  • Cコード C0130

出版社内容情報

「使える哲学本」として、ビジネスパーソンから圧倒的支持!
知的戦闘力を最大化する、リベラルアーツ超入門。

コンサルの現場で一番役立ったのは哲学だった――。
「役に立たない学問の代表」とされがちな哲学は、ビジネスパーソンの強力な武器になる。経営コンサルだから書けた、「哲学の使い方」がわかる1冊。

【本書で紹介するキーコンセプト】
●第1章 「人」に関するキーコンセプト 「なぜ、この人はこんなことをするのか」を考えるために
・ロゴス・エトス・パトス――論理だけでは人は動かない(アリストテレス)
・悪の陳腐さ――悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる(ハンナ・アーレント) ほか

●第2章 「組織」に関するキーコンセプト 「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために
・悪魔の代弁者――あえて「難癖を付ける人」の重要性(ジョン・スチュアート・ミル)
・解凍=混乱=再凍結――変革は、「慣れ親しんだ過去を終わらせる」ことで始まる(クルト・レヴィン) ほか

●第3章 「社会」に関するキーコンセプト 「いま、なにが起きているのか」を理解するために
・アノミー――「働き方改革」の先にある恐ろしい未来(エミール・デュルケーム)
・パラノとスキゾ――「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げろ(ジル・ドゥルーズ) ほか

●第4章 「思考」に関するキーコンセプト よくある「思考の落とし穴」に落ちないために
・シニフィアンとシニフィエ――言葉の豊かさは思考の豊かさに直結する(フェルディナンド・ソシュール)
・反証可能性――「科学的である」=「正しい」ではない(カール・ポパー) ほか

内容説明

哲学というと「実世界では使えない教養」と捉えられてきたが、それは誤解。実際は、ビジネスパーソンが「クリティカルシンキング」つまり現状のシステムへの批判精神を持つために、重要な示唆をくれる学問である。本書では、“無知の知”“ロゴス・エトス・パトス”“悪の陳腐さ”“反脆弱性”など50のコンセプトを、ビジネスパーソン向けの新しい視点で解説。元・経営コンサルタントだから書けた「哲学の使い方」がわかる1冊。

目次

プロローグ―無教養なビジネスパーソンは「危険な存在」である
第1部 哲学ほど有用な「道具」はない(本書といわゆる「哲学入門」の違い;なぜ、哲学に挫折するのか?)
第2部 知的戦闘力を最大化する50のキーコンセプト(「人」に関するキーコンセプト―「なぜ、この人はこんなことをするのか」を考えるために;「組織」に関するキーコンセプト―「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために;「社会」に関するキーコンセプト―「いま、何が起きているのか」を理解するために;「思考」に関するキーコンセプト―よくある「思考の落とし穴」に落ちないために)

著者等紹介

山口周[ヤマグチシュウ]
1970年、東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。電通、ボストン・コンサルティンググループ、コーン・フェリー等で企業戦略策定、文化政策立案、組織開発・風土改革等に従事した後、株式会社ライプニッツ設立。現在、同社代表。株式会社中川政七商店、株式会社モバイルファクトリー社外取締役。著書の『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』は2018年ビジネス書大賞準大賞受賞。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅー

7
★★おお、山口さんは哲学専攻してたのか。道理でビジネス書の域を超えて普通に哲学入門書になっている。しかも巻末の推薦図書がかなりシッカリしていてうれしい。年代順じゃなくて「人」、「組織」、「思考」などテーマ別の編集も新鮮だ。一方で「役に立つ」ことを基準にしているので、スピノザやカントにウィトゲンシュタインなど大胆に省かれた哲学者も多い。この辺は賛否両論出そうなところだ。ところで、ロック(思想家じゃなくて音楽のほうね)の分類を例示するときに冒頭がプログレッシブ・ロックって、山口さんも同好の士だったのかしらん。2023/12/02

テイク

2
「哲学」を哲学史や学問体系ではなく、他の社会学、経済、宗教等と合わせて「人」「組織」「社会」「思考」のキーコンセプトに分けて(つまり哲学をどう「使うか」)解説している。言葉も極めて平易に噛み砕いており最後まで興味深く読んだ。自分が印象に残ったものは「公正世界仮説」スジの悪い努力、自己責任論に陥る「未来予測」未来を作ることが確実な予測だ「反脆弱性」脆弱ではないこと=頑強ではない。反脆弱であることだ。「神の見えざる手」何事も因果関係を導き出せるという考えは傲慢「悪魔の代弁者」文句をつける人の重要性。2024/01/14

禿頭王

1
「哲学・思想の真髄を自分の人生に活用する」という本が巷に溢れる中、最高と言っていいほどの質の高さを誇る本です。本書に収められた50個のキーコンセプトを知っておくだけで物の見方が格段に広がり、比喩表現ではなく、世界の見え方が変わります。中でも「公正世界仮説」「パラノとスキゾ」「反脆弱性」あたりは、現代人なら知っておくべき視点と感じました。最後にブックガイドを添えるあたりも親切です。2024/04/09

ユッキー

1
哲学というと難解な思想をこねくり回し、実社会では役に立たないというイメージがあったが、この本はビジネスに役立つ新たなものの見方を哲学を通して教えてくれる、とても有意義な本であった。 沢山の気づきがあり、ビジネスのみならず家庭生活や友人との人間関係を当てはめて早速使える考え方を学べ、今迄の自分の視野の狭さを反省する機会にもなった。 具体的には、50人の哲学者の有名な理論から核の部分を取り出し、現代に合わせた教えになっている。 何か行き詰まることがあれば何度でも再読したい本である。2024/02/21

かわむ

0
とても面白かった。一気に読んでしまった。取っつきにくいと思っていた哲学を分かりやすく嚙み砕いてくれている。brainwashの話、スイッチを押すよう指示されて被験者に電流を流す実験、ナチスのガス室発明した人の話が怖かった。自分自身を信じられなくなる。

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