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出版社内容情報
世界から一つずつ文字が消えていく。文字が消えれば、言葉が消える。
言葉で表現できないものは、この世から消える。
――いったいどれだけのものを消滅から守れるだろう。
ある日突然、物語の主人公として虚構の世界を生きることになった小説家・佐治勝夫。
現実と虚構が徐々に溶け合っていく中で、佐治はなにを思うのか?
\原作約50万部/
\TikTokをはじめ、数々のSNSで話題/
1995年の刊行以来、たびたび話題となる筒井康隆の実験的名著が、まさかのコミカライズ!
【解説:飯間浩明(国語辞典編纂者)】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
41
仮にひとつだけ音が消えても、世界から何と多くのものが失われることだろうか! 筒井康隆による原作を、困難を乗りこえてのコミック化。文章とちがって、つい絵に描いてしまうミスも避けねばならないルール。れれっ、と思うタッチの変化は、ルールを守るためだが、さらには原作の、物語の進行にともなう独特な雰囲気の変化をも表現していると思う。気になるラスト。かつて原作を読んだときは十分に理解できなかったが、なるほど、そうでしたか。このストーリーでよくきちんと決着をつけることができたものだと感心。虚構という形式の深さを感じた。2025/01/27
碧海いお
5
同名のノベルのコミカライズ。 2章の終わりから小説とは別の話になっているらしい。 だんだんと文字が消えていく。 自分が小説の登場人物に気づくというのはかなり前からあったことを知る。2025/04/15
hryk
2
すごいすごい。よくぞ漫画にしてくれた。2025/02/09
かやま
2
原作を読んだのはまだ実家にいた頃なので20年以上前かな。ナタリーで見て買ってみた。内容も言葉が消えていくという所に気が行っているのでちっとも覚えてなかったんだけどこんな話だったっけか(最後の部分の記憶だけ残ってた)。正直この値段を出してまで読むほどの物でもなかった。どうしてもというなら原作を読んでからの方が良い。2025/01/29
Tea Chayama
1
良く漫画にしてくれた2025/02/21