満洲国を産んだ蛇―関東州と満鉄附属地

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満洲国を産んだ蛇―関東州と満鉄附属地

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  • サイズ 46判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046064417
  • NDC分類 222.5
  • Cコード C0022

出版社内容情報

日露戦争で日本が勝ち取り、満洲国の母体となった【関東州】と【満鉄附属地】。あたかも「蛇」のように満洲国の心臓部に食い込み、脱皮を繰り返すその土地は、しかし満洲国とは全く異なる歴史を歩んできたのである。
最新の研究成果と徹底した現地取材から近代日本史の真実を読み解く―
日・中・露による相剋の歴史を今、見つめなおすための一冊。

内容説明

日露戦争で日本が勝ち取り、満洲国の母体となった“関東州”と“満鉄附属地”。あたかも「蛇」のように満洲国の心臓部に食い込み、脱皮を繰り返すその土地は、しかし満洲国とは全く異なる歴史を歩んできたのである。最新の研究成果と徹底した現地取材から近代日本史の真実を読み解く―

目次

プロローグ
1 中国東北をめぐる露・日の角逐の激化
2 ロシアの膨張―関東州の起源
3 日露戦争の展開と関東州の変化
4 日本の関東州・満鉄附属地統治の開始(一九〇五‐〇九年)
5 一九一〇年代の関東州と満鉄附属地
6 関東庁による関東州統治と関東軍の活動(一九二〇年代)
7 満洲事変と関東州・満鉄附属地
8 「満洲国」と満鉄附属地返還問題
9 日中戦争下の関東州と元満鉄附属地地域(一九三八‐四一年)
10 太平洋戦争下の関東州と元満鉄附属地地域(一九四二‐四五年)
11 ソ連侵攻と関東州占領
エピローグ 関東州・満鉄附属地とは何であったのか

著者等紹介

小林英夫[コバヤシヒデオ]
1943年東京都生まれ。早稲田大学名誉教授。文学博士。専攻は、日本近現代経済史、アジア経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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27
満州国を産んだ蛇、満鉄だよなあと思ったらそうだった。「満鉄付属地は、関東州を刀の柄に例えればそこから沿線に沿って満州心臓部の長春まで伸びた刃で、都市部は蛇が卵を呑んだようにふくらんでいた」島と違って大陸に勢力広げるにはとっかかりになるものがないと無理で、あっても無理なやつ。満州某重大事件こと張作霖爆殺事件、なしてわざわざ爆殺したんやってウン十年謎なんですけど、特に答えはなかった。満鉄線と京奉線のクロスガード地点で、下を走る京奉線に爆薬をセットしたことは分かった。…なして普通に天誅しちゃいけないんじゃろ。2024/01/06

ようはん

17
近代史はいまいち分かりづらい面が多いが満州国成立はまず日露戦争で得た大連や旅順等の関東州から始まり、そこから満州に伸びた満鉄とその付属地の拡大と軍閥の攻防戦が満州国の成立に繋がったのが分かり易い。2024/08/06

Hiroki Nishizumi

4
歴史の再確認。満鉄を蛇とは言い当て妙。しかし戦争は凄いね、戦に勝てば人の土地が我が物にもなる。恐ろしい。2024/08/05

ちいだ

2
テーマに興味。「満州国の誕生とは、満鉄附属地の外延的拡大であった。満鉄附属地の附属地外の満州国への外延的拡大過程が、そのまま満鉄附属地の自己否定過程でもあったのである」に集約されているか。ただ関東州と満州国の相違認識が欠落していたのは在満日本人の行、ソが鉄路沿に南下、旅順大連を占領云々と、国府下の葫蘆島で最初に引揚が開始された話がリンクしない。ソは関東州の施設的価値を求め、引揚とか人道的?行動に無頓着だったという事では? 引揚たくて葫蘆島より大連に行った日本人が殊更国際感覚に疎かったようには思いづらい..2024/01/01

wang

0
満洲国、関東州、満鉄付属地。同じように見えるが独立した別物。重要性はそれぞれに違うし、日本による統治形態もまた違う。その領域と歴史、開発過程などを実際の統計数字や当時の記録などから。日清戦争後に日本が遼東半島を獲得するが三国干渉で失地。その後露西亜が租借。日露戦争後に日本が再度獲得し満州国成立後も日本の直接統治下にあり第二次世界大戦後に再度露西亜が保持しようとする。その重要性を再認識。満鉄付属地が意外と広大で満洲国成立後もしばらく日本統治下にあり、満洲国併合後は満洲国全体に日本人特権が拡張される。2025/01/22

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