戦慄の絵画史―西洋美術で味わう、知的恐怖の物語

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戦慄の絵画史―西洋美術で味わう、知的恐怖の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784046055170
  • NDC分類 723
  • Cコード C0095

出版社内容情報

●天災と人災を骸骨軍団に象徴した大虐殺風景
●飢えと渇きに追い詰められた人間の狂気

処刑 終末 厄災 怪物 殺人…。
見るだけで戦慄する西洋絵画たちだけを集めた一冊。その絵が生まれた理由、歴史的背景を知ればさらに背筋が凍る…。
人間の退廃的な世界がわかる知的恐怖をご堪能あれ。

内容説明

天災と人災を骸骨軍団に象徴した大虐殺風景、飢えと渇きに追い詰められた人間の狂気、鬱屈とした境遇を持つ自身の苦悩を、黒一色だけで描き切る「頭蓋骨のピラミッド」に込めた、戦争礼賛への痛烈な皮肉。残酷すぎる名画だけ集めました。

目次

第1章 死の絵(死の勝利―「死」が身近にあった時代を象徴する、骸骨軍団による虐殺風景;死体の描写―死にゆく妻を取り巻く色彩の変化をカンヴァスに留めた光の画家 ほか)
第2章 狂気の絵(飢えた人々の食人―生きるために仲間を殺し、その肉を食らう…筏の上で展開された地獄絵図;生首―札付きの不良画家が描いたリアルすぎる生首の自画像 ほか)
第3章 怪物の絵(堕天使と悪魔―人間と動物のキマイラによって表現された堕天使の姿;メデューサ―見た者を石に変えてしまうギリシア神話の怪物 ほか)
第4章 災害・厄災の絵(噴火―噴火に巻き込まれるローマの町で絶望的な最期を遂げた人々;ペスト禍―死体の山を築きながら、町のなかを駆け抜ける骸骨の正体とは? ほか)
第5章 処刑の絵(キリストの磔刑―最も凄惨な姿で死を迎えるキリストの姿;火刑―衆人環視のなかで、浄化の力を持つ火によって魔女や異端を“救済” ほか)

著者等紹介

岡部昌幸[オカベマサユキ]
1957年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部美術史専攻、同大学院で学ぶ。現在、帝京大学文学部史学科、同大学院文学研究科日本史・文化財学専攻教授。群馬県立近代美術館特別館長。畠山記念館顧問・日本フェロノサ学会会長。西洋と日本の近世近代美術を専攻。リヴィジョニズムとグローバル・アート・ヒストリーの視点で、特に世紀転換期のアメリカ美術、アール・ヌーヴォー、アール・デコなど装飾美術、ジャポニスム、写真史などを研究。「ジャポニスムのテーブルウェア」展、「サラ・ベルナールの世界」展等100以上の展覧会の企画監修を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

169
書店で気になり、読みました。オススメは、表紙も飾っているルーベンスの『メデューサの頭部』です。 https://media.thisisgallery.com/works/rubens_16 https://www.kadokawa.co.jp/product/322108000168/2022/02/11

trazom

101
死の絵/狂気の絵/怪物の絵/災害・厄災の絵/処刑の絵の5章に分けて、戦慄する絵画が紹介されている。ブリューゲル、ゴヤ、レーピン、ラファエル前派の作品が複数あるのも、このテーマなら納得できる。いかにも凄惨な絵よりも、モネの「死の床のカミーユ」のような作品の方が怖ろしい。愛する人の肌と光の色が、刻一刻と微妙に死体へと変化する様を描く印象派の画家のリアリズムにゾッとする。生真面目な本書の解説だが、中野京子さんなら、主観的解釈や飛躍的解釈を躊躇しない踏み込んだ説明で、もっと豊かな知的恐怖を味わせてくれた気がする。2022/03/07

鷺@みんさー

29
中野京子『怖い絵』シリーズでほぼ見たものが多かったが、一番恐ろしかったのは怪物より死神より殺人より厄災より、何よりラストの「宗教間の争いによる拷問を描いた殉教宗教画」だったこと。結局いつもこれ。人間が、一番怖い。2023/04/07

ウメ

11
怖い物もの見たさは止められず。安全な土地から恐怖を覗くいやらしさ。本書は中野京子氏の影響も大きいが彼女ほどの深みはなく広く浅く。掲載画のトリミングやフォーカスが残念でならない。全景あってこそ1枚の作品。画家が嘆くぞ。2022/04/03

チューリップ

8
絵画に描かれている歴史や神話の怖い部分を解説している本。たまに文章でしか紹介されない作品があるのでどういう絵画なのか気になったな。紹介されていた作品とか内容は似たような題材の本を読んでいるので大体読んだ事あるものばかりだったけど内容は分かりやすくて良かった。ギロチンが結構近代まで使われていた事にびっくりした。2022/09/05

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