出版社内容情報
ロングセラー書籍が大幅加筆されてリニューアル!
背景はパーツ素材で描く。【背景業界】で、プロが新人に教えている描き方を公開。
「疲れない」ための素材を利用した時短テクニックが満載です!
アニメ業界では、テレビアニメ用の背景を多いときには1日に10枚以上も描き上げることを求められます。
クオリティを維持しつつ、いかに手早く制作するか?
その難題を解決する手段として、雲や樹木、壁などのパーツ素材をたくさん用意しておき、それらを組み合わせることで背景を構成していくというテクニックがあります。
このノウハウは、デジタルでイラストを制作する場合に特化したものですが、これからパソコンでイラストを描こうとされている初心者の方にも役立つスキルだと思います。
一見すると複雑な背景も、実はパーツ素材の組み合わせとその応用で成り立っています。
本書では、Chapter1で、背景を描く上でこれさえ押さえておけば自分で応用に結びつけることができるといったような、土台となる考え方を説明します。
続くChapter2では、空や樹木のような自然物、Chapter3では、ビルや室内のような人工物について、素材の作り方から組み合わせ方までを解説していきます。
幅広いモチーフが登場する背景イラストに対応できるように、38種類以上のメイキングを紹介します。
また同時に背景を描くうえで便利なソフトウェアの基本的な機能やツールも解説していきます。
もちろん、素材だけで絵を完成させることは難しいですが、この本でお伝えする基本的な考え方と、パーツ素材の作り方をマスターすれば、あとはそれを応用していくことで、さまざまなバリエーションの背景を制作することができるようになります。
★本書は、2017年に刊行した『背景作画』に大幅な加筆をして再編集したものです
★本書はAdobe Photoshop CCとCLIP STUDIO PAINTでの使用を例に、背景の描き方を解説しています
★本書内で紹介する12種類のブラシや質感素材のデータは、購入された方に限りダウンロードが可能です
内容説明
どんなに複雑な背景イラストも、雲や樹木、壁などのパーツ素材で構成できます。本書では、様々なパーツの作成方法と組み合わせ方を詳しく解説。初心者でも着実に見ごたえのある背景イラストを描けるようになります。
目次
INTRODUCTION(背景はパーツの組み合わせで描ける;MAKING COVER ILLUSTRATION)
1 背景作画の基本の基本(背景、風景の本質とは?;明暗の差で絵を描く ほか)
2 自然物を描く(モヤモヤ質感&炎のイメージの制作;青空の制作 ほか)
3 人工物を描く(道路の制作;レンガブロックの制作 ほか)
著者等紹介
mocha[MOCHA]
アニメの背景会社に入社。TVアニメ、劇場アニメなどの映像作品多数に背景スタッフとして参加。その後、フリーランスのイラストレーターになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。