20代で得た知見

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20代で得た知見

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046047991
  • NDC分類 159.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人生は忘れがたい断片にいくつ出会い、心動かされたかで決まる
一人の人間の人生は、出会った言葉でも、預金額で決まるとも、恋愛だの結婚で決まるとも思えない。 
ある夜友人が電話で語ってくれた台詞、または恋人がふとした瞬間吐き捨てた台詞、バーで隣の男が語ってくれた一夜限りの話、なんの救いもない都会の景色、あるいは、夜道で雨のように己の全身を貫いた、言葉にもならない気づき。そういったものによって人生は決定されたように思うのです。
私はその断片を「二十代で得た知見」と名づけることにしました。
(本文より)


第1章「不完全からの出発」では、絶望するな、しかし生き急げ/期待しない方が楽だが、退屈は生活の毒である/好きってなに、など普遍的かつ実践的な50の断片を収録。

第2章「現実に関する幾つかの身も蓋もない事実」では、才能と呼ばれるものの正体/社会人一年目から五年目までの教訓/不条理な世界と戦うための武器一式/審美眼とは違和感のことである、など、この時代を生き抜くのに必要な44の断片。

第3章 「アンチ・アンチロマンチック」では、もし我々が冬の星座に機関銃を撃つことができたら/ちょいとした堕落論/大人の悲哀、子供の悲哀など、心をえぐる50の断片。

最終章 「愛に関する幾つかの殴り書き」では、愛とは、本人が振り絞ることのできる全力のこと/同棲なんて軽率にしてしまえばよい/結婚は恋愛の墓場だが、墓場からは星が見える、など、愛に纏わる41の断片を収録。

「眠れぬ一人の夜を支えてくれる」「二十代を生きる上で大変参考になった」
「もっと早く知りたかった」といった反響多数。

著書累計30万部。F、待望の最新刊。

目次

第1章 不完全からの出発(明日私たちはくたばるかもしれない;絶望するな、しかし生き急げ ほか)
第2章 現実に関する幾つかの身も蓋もない事実(夢が敗れた人間の話をしよう;全二十代に捧ぐ55の知見 ほか)
第3章 アンチ・アンチロマンチック(永遠は一瞬か、一瞬が永遠か;終電を過ぎてはラブホテル ほか)
最終章 愛に関する幾つかの殴り書き(愛とは、本人が振り絞ることのできる全力のこと;不文律の極一部 ほか)

著者等紹介

[F]
1989年11月生まれ。神戸出身。男。著作に『いつか別れる。でもそれは今日ではない』『真夜中乙女戦争』(ともに、KADOKAWA)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kanonlicht

93
これは何なのか。エッセイにしては抽象的だし、格言だとしたらその本質が伝わってこない。ずっとモヤモヤしながら読んで、途中でそうかポエムかと納得した。なんにせよ、20代で得た知見というテーマでこれだけ膨大な文字量を書けるのは、それだけ日々いろんなものごとからさまざまな意味を見出すことを習慣として行っているのだと思うし、それはそれで一つの才能だと思った。人に伝わるかどうかは別として。2022/07/10

lily

60
自分の内面と淡いピンクな部分に突っ込んで、孤独への愛と淋しさの狭間で揺らめいている感じが流行りの韓国エッセイ風で新鮮で、こんな著者みたいな感受性にリアルに触れたくもなる。2023/10/19

Koichiro Minematsu

46
筆者が見聞きした言動、発した言葉を非常に大切にしており、それを生きることに実践していると思う2022/06/23

ミライ

38
20代以上の人に向けて書かれたメッセージ性の強いエッセイ(著者はTwitter・Instagramも人気のFさん)。エッセイは200本くらい収録されており、20代以上の人ならだれでも刺さ るものが1つはあると思う(特に東京に住んでいる人には刺さるかな)。人によっていろいろ解釈が異なりそうなものも多い。人生に行き詰った人とかにオススメ。2021/05/17

kum

35
もうだいぶ遠い記憶になった20代に何を得たか、著者の言う「忘れがたい断片」を振り返りたいような気持ちで読んでみた。普遍的なものもあり、今の時代ならではのものもあり。読む人読む年代によっても捉え方が違いそうな1冊。自分にとって多くの分岐点があった怒涛の20~30代。こんな風に感情を言葉に置き換えて人生を見つめる余裕は全くなかった記憶しかないけれど、その時期に学んだことや感じたことは確かに今も心に残っていて、まさにそんな断片が今の自分を形作っているのかもと思う。2021/05/22

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