魔女たちは眠りを守る

個数:

魔女たちは眠りを守る

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月20日 03時21分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046047564
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

この世界の夜と眠りを守るのは、まるで天使のような、魔女たちでした―。

優しくて、愛しくて、涙が溢れて止まらない…
ささやかな日常をぎゅっと抱きしめたくなる物語。
人気作家・村山早紀が贈る奇跡のファンタジー小説!

―――

魔女はすべてを覚えている。
ひとの子がすべてを忘れても。どこか遠い空の彼方へ、魂が去って行こうとも。
そして地上で魔女たちは、懐かしい夢を見る。記憶を抱いて、生きてゆく。

その街は古い港町。
桜の花びらが舞う季節に、若い魔女の娘が帰ってきた。
赤毛の長い髪をなびかせ、かたわらに金色の瞳をした使い魔の黒猫を連れて。
名前は、七竈・マリー・七瀬。
目指すは、ひとの子たちが「魔女の家」と呼ぶ、銀髪の美しい魔女二コラのカフェバー。

懸命に生きて、死んでゆくひとの子と、長い時を生きる魔女たちの出会いと別れの物語。

―――

魔女たちの物語は、物語の形を借りた、わたし自身の想いであり、言葉でもあったのだろう、といまになって、気づいています。
何の力も持たず、歴史を変えられもしない、一本の糸に過ぎないわたしが、誰かのささやかな愛すべき日常に寄り添い祝福し、
不幸にして斃れたひとびとにさしのべたかった「腕」が、この物語だったのだろうと。
そう、わたしには魔法の力はなく、この物語もいつかは忘れ去られてゆくでしょう。
けれど、この物語にふれたどなたかが、ふと、これまで地上に生きてきた一本一本の糸に思いを馳せてくださるなら、
わたしの言葉はそのとき、魔法になるのだと思います。

村山早紀(「あとがき」より抜粋)

内容説明

魔女はすべてを覚えている。ひとの子がすべてを忘れても。どこか遠い空の彼方へ、魂が去って行こうとも。そして地上で魔女たちは、懐かしい夢を見る。記憶を抱いて、生きてゆく。その街は古い港町。桜の花びらが舞う季節に、若い魔女の娘が帰ってきた。赤毛の長い髪をなびかせ、かたわらに金色の瞳をした使い魔の黒猫を連れて。名前は、七竃・マリー・七瀬。目指すは、ひとの子たちが「魔女の家」と呼ぶ、銀髪の美しい魔女ニコラのカフェバー。懸命に生きて、死んでゆくひとの子と、長い時を生きる魔女たちの出会いと別れの物語。

著者等紹介

村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価
 

COSMOS本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

315
新型コロナウィルス対策購入シリーズ第52弾、村山 早紀は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、魔女ファンタジー連作短編集でした。オススメは、『第3話 雨のおとぎ話』です。 本書は優しく暖かい物語ですが、先日TVで観た魔女狩りのドキュメンタリーとはギャップが激し過ぎました。当時は、不吉だとされ黒猫まで虐殺されていたようです。2020/05/19

kou

164
とても優しく、甘いお菓子のような一冊だった。ただ自分には、優し過ぎて、甘すぎたかな・・・。心が疲れてる時に読むと違う感想になるかもしれない。2020/08/03

ちょろこ

163
優しくて温かい一冊。魔女をテーマにしている作品だけれどさほど違和感なく受け入れられる世界。そう、すぐ隣にもしかしたら、さりげなくそばに…そんな錯覚さえ起こしてくれそうなこの塩梅、世界観が良かった。寄り添う言葉、人間と魔女との命の長さの対比、別れを繰り返しながらひとり生きていかねばならない魔女のせつなさも心に響く。「雨のおとぎ話」の優しさと温かい時間、「サンライズ・サンセット」のまた来年ね…に涙が流れた。読後は大きなてのひらを想像したくなる。夜、眠りにつく前に優しさ温かさを感じたい時に最適な装丁、物語。2020/08/03

カフカ

137
世界の夜と眠りを守るという魔女の話。装丁が素敵でずっと読んでみたかったのですが、内容も素敵でした。わくわくもするし、切なく、温かい気持ちにもなれる短編集。幼い頃から魔女の話が大好きな私はすぐにこの物語の虜になってしまいました。子供がもう少し大きくなったら読ませたいなぁ。最後に著者のあとがきが載っているのですが、村山さん、優しい素敵な方ですね。他の作品も読んでみたくなりました。2021/07/18

モルク

122
「その街は古い港町」で始まる魔女が登場する優しいお話。大人になって忘れてしまった子供の頃信じていたことを思い出させてくれる。私は一人っ子で両親共働きだったので、夜母が迎えに来て自宅でひとりで遊んだのだが…何かが思い出せない。動物を飼っていず、人形や縫いぐるみも持っていなかったのでその類ではないと思うが「何か」を名前で呼び確かに友達だった。あのとき絶対に家の中で遊び、眠り、話し相手だった親友がいた。魔女か、架空の存在かそんなことを思い出させてくれた作品。因みに大人になってから小さいおじさんは見たことあるよ♪2020/06/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15504628
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品