出版社内容情報
天災ともいえる、常軌を逸した獣害を引き起こす危険生物の発生が確認された。その「有害超獣」の姿や、遭遇者による証言をここに記録している。なお、本書は「対外秘」となるため、取り扱いには注意してもらいたい。
内容説明
Toy(e)が生み出した100体以上もの「有害超獣」のイラストを収録!
目次
1 瓦解と避難
2 忍耐と試行
3 シラユキヒメと七人のドワーフ
4 反転と攻勢
5 拮抗と均衡
6 進化と深化
著者等紹介
Toy(e)[トイ]
元自衛隊員のイラストレーター。常軌を逸した超獣による、人類への被害を描いた「有害超獣」シリーズをTwitterで発表し人気を得る。TCGイラストや背景イラスト等で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
65
エースのおかげで“超獣”と云えば、ちゃんと怪獣が思い浮かぶ(笑)、ここではクリーチャーやモンスターといったニュアンスのホラーな存在から、甚大な自然災害を模したまさしく超弩級な怪獣までが紹介される。それらは神話的な存在感を有して八百万の神の復活ともとれる奇妙な錯覚すら覚えさせられる。まるで人類が自然を蹂躙することに業を煮やした存在のしっぺ返しを描いたようだ。2020/06/04
ネジ
32
架空の超巨大生物のイラスト集。元々大きな構造物の圧倒的な存在感が好きなのだが、それをはるかに凌ぐ大きさの生物が描かれており見てるだけで楽しい。(巨大なものに圧倒されたい欲?)ちなみに、これら生物は具体的な名前をつけると、実体が明確になり強化されるため既存の言葉(コガラシ、ゼッキョウなど)を使って命名されているのが興味深かった。2023/11/26
hnzwd
17
怪獣?超獣?単純に大きいだけではなく、奇妙な存在まで様々な形態を示すクリーチャーのイラスト集。素敵。なんか、、最近の漫画の適役もこんな感じのが多いなぁ。。2021/03/09
kei-zu
16
半世紀に及ぶ怪獣好きであるわが身に、本書が響かないわけがない。人類の脅威たる「超獣」。「スリバチ」「コンセキ」「ゼッキョウ」などの名称は、対象に「意味」を与えて変質・強化させないためという。 出現当初の混乱から人類の反転攻勢までのプロセスも楽しい。超獣への対抗組織が「区役所」という名称に親近感を覚えます。 駆逐に至らず膠着となる展開がリアルに感じたところ、著者は元自衛官と知って、なるほど。2022/09/03
橘
11
Twitterで流れてきた「サイダン」が心に留まった“区役所”の世界。1枚の絵に物語があって好きです。この世界で生き延びるのは難しそうですが。2021/04/10
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