出版社内容情報
東大経済学部で教わる金融学を、初めてこの学問に触れる人にもわかりやすく解説したベストセラーが文庫になって登場! 銀行の役割とは? なぜ企業倒産が起こるのか? 日銀の非伝統的金融政策の意味とは? といった基本から、債券や株式の書かう決定の仕組み、デリバティブ、ビットコイン、フィンテック、電子マネーまで最新の話題も網羅。日銀政策委員会審議委員、年金積立金管理運用独立行政法人の運用委委員長、さらに日本政策投資銀行社外取締役を務めた著者だからこそ教えられる、資金運用や銀行経営の実務も網羅。学問としての金融だけでなく、実務的観点も学べます。これ一冊で、金融学を語れる知識に!
内容説明
仮想通貨は、多くの利用者のそれぞれが帳簿を保有するので、日銀など1カ所に集中する決済システムより事故に強い(ビットコイン)。高い運用成績を目指すアクティブ運用は、日経平均のような指数に連動した運用に負けることが多い(アクティブ運用とパッシブ運用)。ドルのプット・オプションは、予め決めた価格で円に替えられる権利で、輸出企業が払う掛け捨て保険(オプション)―など、すぐに役立つ金融学の基本20項目の解説!
目次
金融とは?
第1部 金融入門(現在財同士の交換の貨幣;現在財と将来財の交換;リスクの変換:将来財同士の交換;銀行の役割;銀行の脆弱性)
第2部 ファイナンス入門(リスクとリターン;資産選択;債券利回りの決定;株価決定の基礎理論;効率的市場仮説;ファイナンス応用;金融資本市場のインフラ)
第3部 金融論応用(金融政策;非伝統的金融政策;国際金融の理論;国際金融の歴史;金融危機;金融危機後の金融規制監督政策;日本の金融;フィンテック)
著者等紹介
植田和男[ウエダカズオ]
東京大学名誉教授。共立女子大学教授。1951年生まれ。74年、東京大学理学部卒業。80年、マサチューセッツ工科大学経済学博士。ブリティッシュコロンビア大学経済学部助教授、大阪大学経済学部助教授を経て、東京大学経済学部教授に。1998年―2005年、日本銀行政策委員会審議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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天乃かぐち。
syuu0822
masabi
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DC