出版社内容情報
接客、上司、取引先も猛獣だらけ。
今日も口角上げっぱなしで、もうへとへとに疲れました…。
感情労働に殺されないために、働き盛りのあなたを救う1冊です。
近年、「感情労働」という言葉がネット上や雑誌などで注目を浴びています。
「感情労働」とは、
例えばどんなに横柄な態度の客の前でも、
笑顔を見せなければならない接客業に携わっている人のように、
「嫌だな」「怖いな」などといった感情を抑圧することが、
仕事の中心を占めている労働形態のこと。
飲食店の店員、介護職、看護師、教師、営業職、コールセンターのオペレーターなどの職業がこの感情労働に該当するのです。
実は社内の上司や部下、取引先の人も!
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会社員なら誰でも、
上司や顧客の前で愛想笑いをしたり、
本当は悪いと思っていないのに場を収めるために、
神妙な顔で謝罪したりした経験があるはずです。
--「本文」より
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「おもてなし」の国だと言われる日本のサービス業のレベルは非常に高いが、感情を押し殺すことが仕事になっている人がいます。
本書では、人気ブログ「脱社畜ブログ」の筆者が感情労働に従事する人に、「じゃあ、どうすればいいのか」を易しく丁寧に伝授します。
◎主な内容
・笑顔が0円なんて、もう勘弁してください。
~世界一のサービスを誇る日本。客は天国、働けば地獄
・ありがとうは嬉しいし、お客様の役に立ちたいのは山々ですが……。
~「誰かのために」が落とし穴。「やりがい」の正体を見極めろ!
・上司から「いいね」を強要されない会社を探しています!
~誰もが職場で要求される謎の「気づかい」
・善処しますが、ご要望にお応えできない場合もございます。
~客に、上司に、取引先に、仕事に殺されないために
内容説明
感情を押し殺す働き方を「感情労働」といいます。仕事に殺されないための僕らの働き方改革。
目次
第1章 笑顔が0円なんて、もう勘弁してください。―世界一のサービスを誇る日本。客は天国、働けば地獄(日本の職場は作り笑顔と「感情労働」でできている;「働き方改革」ではまったく改革されない働く側の悩み;SNSの普及が「感情労働」地獄を加速させる;サービスへの要求水準が高まるほど、働く側は疲弊する)
第2章 ありがとうは嬉しいし、お客様の役に立ちたいのは山々ですが…。―「誰かのために」が落とし穴。「やりがい」の正体を見極めろ!(「やりがい」という大義名分で「感情労働」に挑む人たち;「やりがい搾取」が横行する「感情労働」の現場;「感情労働」に適応できる人、できない人)
第3章 上司から「いいね」を強要されない会社を探しています!―誰もが職場で要求される謎の「気づかい」(「おもてなし」を追求しすぎて顧客や上司がモンスター化する;働く側はどこまで客の気持ちを察するべきなのか;働くすべての人たちが「感情労働」を強いられている;プライベートも脅かす職場の「感情労働」被害)
第4章 善処しますが、ご要望にお応えできない場合もごさいます。―客に、上司に、取引先に、仕事に殺されないために(「感情労働」に殺されないための8カ条)
著者等紹介
日野瑛太郎[ヒノエイタロウ]
1985年生まれ。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、就職するのが嫌で起業をするが、あえなく失敗。結局、嫌で嫌で仕方がなかった就職をすることになる。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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カッパ
ひなた*ぼっこ
こばゆみ
しゅんぺい(笑)
みの