出版社内容情報
ここに似たどこか、夢と現の狭間で少女の旅が始まる。もの久保作品集第2弾
内容説明
日常の裂け目に足を滑らせ、どこかオリエンタルな異界に落ちてしまった少女。彼女はそこで出会った狼狐と青い鳥と共に、奇妙な世界のどこかにある出口を目指して放浪を始める。夢と現の狭間のような景色を彷徨い、異界の“ぬし”たちに謁見を続ける少女は、やがてその深奥で忘れられた“記憶”との邂逅を果たす―。伝承のような神話のような、懐かしくも新奇な異郷の物語。本書には第二部としてファンの熱い支持を集める巨大生物画を多数収録。前作の画集『Megalophilia』同様、「祝福」「無為」「畏怖」「異界」の4つのカテゴリーで数多の奇想が乱舞する。
目次
1 メガシア異界譚
2 Megalophilia2(祝福の章;無為の章;畏怖の章;異界の章)
著者等紹介
もの久保[モノクボ]
イラストレーター。蟻塚というハンドルネームも。風景画や巨大な生き物を主体としたイラストを多く描く。TVアニメ『魔法少女 俺』全話のエンドカードを担当。その他にもTCGイラストやゲーム背景、書籍装画などを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
20
巨大なもふもふに惹かれてやまない。表題作は絵物語になっているのだけど、巨大なわんこにうっとりしてたら、終盤の「付いてきてるような気はしていた」というセリフで「うわっ!」てなって慌てて冒頭に戻って見直しました。ステキなページばかりですが、海を渡る場面の巨大なチンアナゴの無表情が素晴らしいです。後半のイラストでは、白猫に「ちょん」されてるのが好きです。すべての一枚の絵がそれぞれの異界を物語って、いくつもの小説を読んだかのような気持ちになりました。2019/09/04
あゆみ
18
★★★★★ 巨大モフモフ最高!!2部構成で、メガシア異界譚では狼狐(白い巨大モフモフ)、Megalophilia2では祝福の章の巨大モフモフのイラスト全部、お気に入り!何度でも言う。巨大モフモフ最高!!2019/09/16
芙蓉
8
Twitterなどでこの作者さんの絵がよく流れてきてもっふもふが好ましいので購入。もっふもふやでぇ。異界探訪。ある日落っこちたさきは不思議な世界でした。2021/02/17
十二月の雀
4
ありゃ、第二弾から買っちゃった。最近pixivでファンになったからゆっくり集めてゆきたい。もふもふもちもち癒しの塊(巨大生物)を眺めるの楽しい。異形の美しさを堪能するのも最高。何気に文章もゆるくて良い味していた。「ではちょっともふもふさせていただいても?」「どうぞ」2020/06/18
けん
3
もの久保さんの巨大な獣はとても好き。タヌキ画もちょこちょこあって、嬉しいんだけど、なぜかキツネやオオカミ類より野生感低めで、ちょっと違和感はある。でも、好きか嫌いかと聞かれれば、やっぱり好き。いつかもうちょっと野生的な巨大タヌキを描いてほしかったのに…くれぐれもリトグラフを買い逃してしまったのが悔やまれる。2023/06/17
-
- 和書
- 夜の隅のアトリエ