内容説明
ますます進むグローバル社会。だからこそ問われる自国のアイデンティティ。日本の食事に息づく「精神」「美意識」を探求し、仕事の武器になる知的教養を身につけよ!
目次
はじめに―美味をきわめれば「和食」あり
第1章 作法に息づく「和の心」を知る
第2章 日本食を形づくる「匠の技」を学ぶ
第3章 和食が秘める「効能」を解明する
第4章 日本料理を生んだ「ルーツ」を探る
第5章 食習慣を育んだ「日本人の信仰」に迫る
著者等紹介
永山久夫[ナガヤマヒサオ]
1932年、福島県生まれ。食文化史研究家、長寿食研究所所長。平成30年度文化庁長官表彰受賞。古代以来の和食を中心に長寿食を研究し、各地の長寿村を訪ねて長寿者の食事やライフスタイルを取材。講演やテレビ、雑誌など多方面で活躍している。日本の古代から明治時代までの食事の研究に長年携わる各時代の食事復元研究の第一人者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あすなろ
54
流行り系のビジネス・教養系とされているが日本食と風習についての面白い本。80余の日本食と風習のエピソード披露。お代わりから始まる。一膳飯はいけない。通夜つまり枕飯を連想させるから。また、僕が肉の脂が落ちて大好きなしゃぶしゃぶは、モンゴル→北京→京都伝承。鰹のたたきは、包丁で身を叩いたから。レトルトは米軍から。梅は僕は必ず週末と出張先朝食で食べるがその効能とルーツから納得。肉じゃがは東郷平八郎の依頼したビーフシチューの和製版、等々。うん、面白いので宜しければ御一読を。流行り系統に入れるには勿体ない本である。2019/06/23
おかむら
26
恥ずかしいタイトル大賞候補作(うそ)。この本をこっそり読んで翌日の接待に備える谷原章介演じる商社マンとかを想像すると楽しい。内容は広く浅い和食のうんちく。浅すぎる。翌日、案外日本食に詳しかった外国人に色々突っ込まれてしどろもどろになる谷原章介とかを想像すると楽しい。2022/09/06
ようはん
8
日本の食文化に関しての蘊蓄が数多く紹介。読みやすい方なので日本の食文化を色々知ってみたい人には良いかも。2019/12/08
tetsubun1000mg
5
日本食の歴史、匠の技、素材、作法など基本的な事を解説してくれている。 ただし、ビジネスエリートが外国人に話すケースでなくとも、十分面白い内容でした。2019/06/17
高橋直也
4
なんとなく知っていたことをまとめた本かな。「教養としての日本食の知識」なので深くはないけど、一般常識として知っていても良いかな。外国人にも話したくなるほど深くもないけど、妹に話して鼻を高くする程度かな。(妹はイギリスに住んでいて日本食を良く知らない)2019/08/22
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