出版社内容情報
共通テスト「倫理政経」はこの一冊におまかせ!
ベストセラー「倫理、政治・経済」対策の定番参考書、待望のリニューアル!
時事情報やデータをアップデートし、共通テスト対策用に大幅加筆。
インプットすべき重要事項を網羅し、「高得点の極意」で解法をマスターすれば、本番で満点も狙えます。
■本書の内容
第1部 倫理編
第1章 青年期と自己の課題
第2章 源流思想
第3章 近現代西洋思想
第4章 日本の思想
第5章 現代社会の様相
第2部 政治・経済編
第6章 民主政治の原理
第7章 日本の政治のしくみ
第8章 国際政治
第9章 経済のしくみ
第10章 日本経済の歩みと国民生活
第11章 国際経済
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
12
p66- 孟子の性善説:人間は生まれながら「四端」(4つの徳の端緒)を持つ。四端は惻隠・羞悪・辞譲・是非▼惻隠:他人の不幸を見過ごせない心▽羞悪:自他の不善を憎む心▽辞譲:他人に譲る心▽是非:善悪がわかる心▼これらを教育により拡充することにより、仁・義・礼・智の四徳があらわれる。惻隠:仁、羞悪:義、辞譲:礼、是非:智▼漢代の董仲舒は仁義礼智の四徳に「信」を加えて「五常」とした▼孟子は、有徳な行為を積み重ねると内面から強い気力がわきあがり不動心に達すると言い、その状態を「浩然の気」と表した。2021/09/21
アルカリオン
12
アリストテレスはエイドス(形相)とヒュレー(質料)の結びつきによって万物が成り立っていると考えた▼例えば、家を建てる場合、家の形や機能がエイドス、材木や鉄はヒュレーだ。予定通りの家が建った場合、エイドス実現成功となる。つまり、家の中にエイドスが宿ったと言える。この場合、エイドスとヒュレーは家になる可能性を持つ状態であり、可能態(デュナミス)と言う。その可能性が実現した家は、現実態(エネルゲイア)と呼ぶ▼エイドスはエイドス界にあるのではなく、現実界の個物に内在する。プラトンのイデア論とはこの点で異なる。2021/09/03
アルカリオン
11
p27 最初の哲学者とされるのが、ミレトス学派のタレス。「万物の根源(アルケー)は水である」とした▼ヘラクレイトスはアルケーを火としたうえで「万物は流転する(パンタ・レイ)」と考えた▼ピタゴラスは「数」、デモクリトスは「原子」をアルケーと考えた▼その他、アナクシマンドロスは「ト・アペイロン(無限なるもの)」、アナクシメネスは空気(気息)、エンペドクレスは「土・水・火・風」をアルケーと考えた。2021/08/05
アルカリオン
7
本書は私のKindleUnlimitedの長期メンバー。繰り返し読んでいる。さっき、再読登録した際に改訂版が出ていることに気づいた。そちらもKindleUnlimited 対象だったので、メンバー交代した。2023/03/21
ぽてと
0
教科書だけでは言葉が難しくてわからないことも噛み砕いて説明してくれているので、わかりやすかったです。個人的には倫理の説明が気に入りました。これのおかげで理解できたようなものです。時間がない中の勉強に役立ちました。2020/06/21