内容説明
人が育つ会社には必ず「口ぐせ」がある。トヨタにも、社長から幹部へ、幹部から一般社員へ、先輩から後輩へと現場で語りつがれている言葉がある。勤続40年以上の元トヨタマンたちが語る「最強の現場・人材に変える」“トヨタの言葉”
目次
第1章 「リーダー」を育てるトヨタの口ぐせ(おまえ、あそこ行ったか俺は行ってきたぞ;者に聞くな、物に聞け ほか)
第2章 「できる人」を育てるトヨタの口ぐせ(あなたは、誰から給料をもらうの?;何もしないより、何かやって失敗したほうがいい ほか)
第3章 「コミュニケーション」をよくするトヨタの口ぐせ(陸上のバトンリレーのようにやりなさい;横展しよう ほか)
第4章 「問題」を解決するトヨタの口ぐせ(マルを描いて立ってろ;モグラがよく出るところからまず手をつけなさい ほか)
第5章 「会社」をよくするトヨタの口ぐせ(売れるスピードより速くつくらない;1円でも安く、ものができんか ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Motoki Horio
4
普通のことが普通に書いてある。普通のことをするのがなかなか難しい。2016/04/12
naolog
4
良くも悪くもトヨタの口ぐせ。どちらかと言えば製造現場の為の、メーカーとしての、という本。2015/10/24
わい
3
世界で活躍する一流企業には、やはりそれなりの哲学があって、そこからよい口ぐせが生まれる。この手の本を読むと、どの企業もこんな考え方や意識を持って取り組めばいいのにと安直に思ってしまう。組織は大きくなればなるほど変革することが難しくなり保守的になってしまうものなのだろうけれど、普段から使う言葉、まさに口ぐせから変革していけば、どんな組織でも転換し、時代に追従していくことはできるのではないかと感じた。リーダーの立場の人間がよい言葉を使えば、部下もきっとそれを真似る。よいリーダーの選定がとても重要だと思った。2016/05/28
rebeccamycin
1
当たり前のことを当たり前のようにするって大変なんだよね。現場を見て、人ではなく物に聞く大事さを改めて痛感しました。2020/07/23
冬原晩
1
現場は毎日変化させないといけない(p.36) リーダーの仕事は、火事を消すことではない。 "火事が起きないしくみ"をつくることである。(p.47) 6割いいと思ったらやれ(p.76) マルを描いて立ってろ(p.144) 「動いてしまう」から見えないこともある。 「動かず」に的を絞って見ると、見えてくるものがある。(p.149) 1週間ものが動かんかったら捨てろ(p.184) 事前の一策、事後の百策(p.190)2017/02/15