内容説明
本書は、ルーヴル美術館のドゥノン翼→リシュリュー翼→シュリー翼とできるだけ展示順序にそって構成。章立て通りに歩いて巡り会う数々の名作・傑作が、軽妙洒脱な解説によって何倍にも楽しむことができるようになっています。さらに、ルーヴルの歴史や建築、おみやげ、カフェなどのコラムも充実、ルーヴル美術館の魅力を十二分にご堪能ください。
目次
第1章 ドゥノン翼へ(時代概説 ギリシア・ローマ 優雅でダイナミックな彫刻たち―紀元前6‐紀元後2世紀ギリシア、ローマ;時代概説 ルネサンス絵画 人間性と古代の「復活」―15世紀イタリア;時代概説 ルネサンス、バロック絵画 「調和の美」から「劇的効果」へ―16‐17世紀イタリア、スペイン;時代概説 フランス絵画大作 「新古典主義」VS「ロマン主義」―19世紀フランス;時代概説 ルネサンス、バロック彫刻 ルーヴルの中庭を飾る彫刻―16‐17世紀イタリア、フランス)
第2章 リシュリュー翼へ(時代概説 フランドル絵画 油彩で全欧の美術をリード―15‐17世紀フランドル 中世末期からバロック;時代概説 ドイツ、オランダ絵画 肖像画と風景画のブーム到来―16‐17世紀ドイツ、オランダ;時代概説 フランス絵画 「冷たい美女」の誕生を見る―15‐16世紀中世末期からルネサンス)
第3章 シュリー翼へ(時代概説 フランス絵画 フランス人が誇る美術の黄金時代―17世紀古典主義とバロック;時代概説 フランス絵画 「ロココ」から「自然主義」へ―18‐19世紀ヴァトーからコロー)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
20
ルーブルには興味があまりなかったのですが、最近やはり一度は行きたいと思い出しました。そして、この本を手に取ったら、きっと何回も行きたくなるんだろうなと思う美術館だということがよくわかりました。オススメ3時間コースや6時間コースが紹介してあります。ウッチェロの「サン・ロマーノの戦い」やファン・エイクの「宰相ロランの聖母」、フラ・アンジェリコの「聖母戴冠」など見たい絵がたくさんありました。また、ルーブルの内情やカフェ情報、お土産情報もよかったです。2020/01/28
bmal
1
本書の主題とほとんど関係ないことで恐縮だが気になる箇所があった。 ルイ15世に対する記述で p.229「この王様、趣味は料理と刺繍と錠前直し」 とあるがソースを知りたい。 ルイ16世の趣味が錠前造り(渋い趣味というニュアンスで語られることが多い)だったことは知っていたが、父親のルイ15世も似たような錠前"直し"の趣味を持っていたのだろうか。 インターネットで少し調べたくらいではわからなかった。2022/11/20
けん
1
ルーヴル美術館是非一度は訪れてみたいが、なかなか難しいのでこの本を見て我慢。2022/11/21