内容説明
負けたからこそ、勝ち方が見つかるのだ!トップアスリートと1対1で真剣に向き合うなかで見出した答えは、「勝ち」への執着を根本から手放し、「負け」に対する価値観を書き換えることだった。
目次
第1章 負けを知る―自分の限界を超えるには負けなければならない(勝ちっ放しの人生なんて楽しいだろうか。負けるから楽しい。一流は、負けを求めているのだ。;勝ちの中に負けあり。負けの中に勝ちあり。負けを知ってはじめて成長できる。 ほか)
第2章 勝ちを捨てる―目標はいらない。本気で遊べ(人生の勝敗は自分で決めるもの。他人の価値観に縛られた人生は楽しくない。自分の価値観で生きる人生だから楽しいのだ。;努力は「する」ものではない。努力は「したくなる」もの。好きだから夢中になれる。 ほか)
第3章 負け方を極める―勝ち方よりも負け方にこだわりをもちなさい(成功率100%を目指せば凡人で終わる。成功率30%を目指せば一流になれる。;「勝敗の結果」は運しだい。「過程の結果」は努力しだい。正しい過程を踏めば、正しい結果が出る。 ほか)
第4章 自分と戦う―他人に勝たなくていい。自分に勝とう(世の中の常識は変わっていく。だから、流されない自分の哲学をもとう。;「他人」との比較はやめる。「昨日の自分」と比較しよう。 ほか)
第5章 戦い続ける―一瞬だけ勝っても意味がない(テクニックやマニュアルは捨てなさい。うわべだけ身につけたメッキは必ずはがれ落ちる。;ムダに学びすぎている。シンプルに行動し続けよう。 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきのひ
12
本書は、著者がスポーツメンタルトレーナーとして数々のトップアスリートの指導を行う中で、ビジネスにも通用するエッセンスを伝えてくれる。有名なスポーツ選手の珠玉の言葉あり、スポーツにあまり詳しくなくても面白い内容でした。劣勢に立たされているときであっても、最後までがむしゃらに力を出し切る。勝負を避けていては、チャンスは掴めない。10%増しの負荷をかける。目の前のことに全力投球する。たとえ今は結果が悪くても、過程が正しければ、必ず花開く時が来る。他人との比較ではなく、昨日の自分と比較する。2016/02/24
ふ~@豆板醤
7
アスリートへの指導から、一般人にも応用できるエッセンスを紹介している本。もっと高い水準を自分に求められるようになりたい。「努力はするものでなく、したくなるもの」という一文にドキッとする。「確実に勝てる勝負ばかりを選ばずに、五分五分の真剣勝負に果敢に選ぶ。そして、負ける事を恐れない。一流の人はそうして自分の限界を超えていく」「勝ちの中に負けあり。負けの中に勝ちあり。負けを知って初めて成長できる」「負けを求めなくなった瞬間から、成長が止まる」「自分の実力の110%のところで勝負する」2016/05/28
ゆき
1
軽く読了。負けのない人はいない。負けを知り、いかに負けるのか、どう活かすのかが大事。成功率30パーセントを目指すと一流。負けは忘れて勝った時ほど反省。自分の勝ちをつくる。他人との比較ではなく、昨日の自分との比較する。楽と楽しいは違う。無駄に学ばず行動し続ける。何をやるかではなく、いかにやるかが重要。2016/08/09
にしかわ だいき
1
失敗の大切さ、面白さを発見できる本。メンタル成長の為に参考になるかと思います。スポーツ選手の例が多いのでスポーツ好きの方にはさらに読みやすく、刺激になりやすいかと思います。2016/08/05
おかもん
0
負けることを恐れず、常に挑戦し、工夫をし続けることの大切さが改めて感じられた……一度きりの人生、より厳しいステージに自分を置いて、成長していきたいなあ2016/08/25
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- 和書
- 高い城の男 ハヤカワ文庫