内容説明
もしあなたが、話すことや交渉ごとが苦手だとしたら、それは相手や自分の意見を「まとめる力」が足りていないからかもしれません。込み入った話でも、きちんと理解して適切なアドバイスをくれる人。矛盾点や疑問点を鋭く突いてくる人。―それは「まとめる力」のある人たちなのです。本書では、そんなデキる人が身につけている、具体的なトレーニング法をお教えします。
目次
序章 「まとめる力」と「伝える技術」を学んでこなかった日本人
第1章 口下手・話下手は克服できます
第2章 日々「まとめる力」のトレーニングをしよう
第3章 大事なことはメモする習慣をつけよう
第4章 意見を伝えるために、自分の「ひな型」を持とう
第5章 「なぜ?」を忘れなければ「まとめる力」が育つ
第6章 「インターネット」や「交渉ごと」に強くなる
第7章 「わかりやすさ」を心がけて「まとめる力」を鍛えよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫羊
31
講義の後、ほとんど質問が思い浮かばないのは、まとめる力がないから…自分でも薄々わかってはいたが、バシッと指摘されてしまった。私もひとつやってみようかな、と思わせる本だった。2014/04/02
ひよピパパ
19
「まとめ」方「伝え」方をわかりやすく教えてくれる。メモをとる、5W1Hを意識して書く、意見を伝える「ひな形」を作る、「なぜ?」を大切にする・・・など、基本的な技術を解説してくれる。この読書メーターも、「まとめ」る一つのいい技術なのだな、と実感した。2021/08/08
ちくわ
18
昨年末の大掃除で発掘し6年振りに再読。改めて読むと様々な面で良書に感じる。1~2頁で1話というコンパクトな構成で、流れに沿って端的で明解な記述が続く…まさにタイトルの具現化だ! 一気読みでも良し、隙間時間に読み進めるも良し。総頁数が少なめで気軽に手に取れる点も好感。 余談だが…第2、3、5章からの学びを習慣化している。イソップ寓話の1話から4個の異なる教訓を導いて書き留める訓練だ。Why思考や多面思考が鍛えられ、考える事の面白さを感じられる。お役立ち度は微妙(笑)だが、少なくとも良い暇潰しにはなっている。2024/02/29
野の花
15
30分かけて読んだことを5分でまとめる。部分熟読して部分情報を鍛える。いつも「なぜ?」と自問してみよう。その日1日の気がかりな出来事をコメント風に記録する。などなど。いろいろ試してみよう!2018/03/18
でんすけ
13
話上手、読解力、理解のスピード、リーダーシップ、交渉力。それらはすべて、「まとめる力」によって高められる。この本で「まとめる力」とは、要約する力、相手の話を聞く力です。相手の話や読んだ事、自分の考えを「そういうもの」で済ませずに、「なぜ?」と問い直す事。そして伝えるためには、型を持つこと。5W1Hで考えること。しごく当たり前で基本的なことで、あっさりとした話だったけど、だからこそ、つねに自問し考えることを意識したい。2020/08/18